・・・土曜日の朝六時に「NHKの文化講演会」の再放送がある。
昨日の放送では私の好きな日本の古代史に関連する「松帆銅鐸」についての放送があった。
「松帆銅鐸」と云うのは、二年前くらい前に南淡路島で発見され、新聞・テレビなどで話題になった。
舌と云う銅鐸をならす棒状のものを内蔵した、珍しい銅鐸だった。
銅鐸は主に、古墳時代以前の弥生時代の中期~後期前半のものなので、私には、日本の国の発生以前の歴史と云う認識で、あまり注目していなかった。
また、最近は話題になる事もなかった。
しかし、昨日のラジオの放送を聞いていて、考古学では銅鏡ほど、銅鐸の研究は進んでいないように思うが、銅鏡と同じようなに、かなり広範囲に中部から西日本で発掘されているものなので、銅鏡に次いで、遺物としては数も多く、、最新科学を用いた、形や模様、分析などの研究が進むと銅鐸祭祀、およびそれに続く古墳祭祀の研究、さらに言うと古代日本の国家の成立などの解明につながっていくのではと感じた。