・・・テレビのドキュメンタリー番組で1924年(大正14年)にアメリカで「A DAUGHTER of the SAMURAI」と云うベストセラーを書いた日本人女性、杉本鉞子と云う人を知り、その日本語版がいまだに出版されていると云う事を知り、取り寄せて読みました。
彼女は武士の家で生まれたので、物心ついた時から、武家の女性はこうあるべきと云う価値観で育ってきたので、嫁いでアメリカへ行った時に、その正反対の価値観である考え方のアメリカ女性を見て、とても驚くとともに、人間は心の中や考え方の基本は変わらないことを発見した。
そして、アメリカ人の勧めで、本を出版しました。
それが当時のアメリカ国民に受け入れられて、ベストセラーとなり、ヨーロッパの各国で、翻訳本も出版されます。
彼女がどんな家で育って、何故、アメリカに嫁いだのかは解説書的な本が出版されている。
「鉞子」と云う下の写真の本である。
表紙の写真の女性が杉本鉞子本人です。
私は読んで、昔の日本の風習を始めて知り、改めて勉強するようで、とても興味深い内容でした。
当時の日本人より、私自身が、これを読んだ、アメリカ人に近いと思いました。