・・・ギリシャ・ペロポネソス半島東部に位置するミケーネの考古遺跡。
後方を2つの山に囲まれた天然の要塞都市です。
・・・詩人ホメロスが「黄金に富む」と謳った伝説の都として知られています。
19世紀後半ドイツ人考古学者ハインリッヒ・シュリーマンにより発掘されました。
・・・ミケーネの遺跡でまず眼を引くのが巨大な二頭の獅子が構える獅子門です。
・・・シュリーマンが目をつけたのが城壁の中に広がる円形墳墓でした。シュリーマンは王家の墓の中に、ホメロスが謳った黄金の証があるはずだと考えました。やがて数対の遺骸が黄金の装飾品とともに発見されました。
シュリーマンはギリシャの古代史を、この発見により1000年近く塗り替えたのです。