・・・今年も人間ドッグを受けた。
結果は特に精密検査をするべきと云うほど悪い結果はなかったので、少しは安心ではあるが、毎年、少しづつ、検査結果は悪くなって来ており、要注意が必要と云う項目が多くなってきた。
人間ドッグの検査項目でも、一番心配なのは大腸・胃・肺・前立腺などのガンである。
今回はすべての癌項目はパスした。
私も高齢になってきて、人間ドッグで、癌が見つかったら、検査を受けるメリットがあるのだろうかと、最近は、考えるようになった。
それは、遠方に住んでいる、私の兄の場合の事例である。
彼は、一昨年、腎臓の癌になって、手術をしてずいぶん、長く入院生活をしていた。
そして、一時、相当、状態が悪くなり、見舞いに行ったら、ほんとに元気がなく、この調子では駄目かと思った。
しかし、彼は、その後、本人の希望で、抗癌治療を止めて、自宅での安静治療に切り替えたら、とても、元気になった。
その原因は、抗癌治療の副作用による、食欲不振で、体力と生きる気力がなくなったことが、体調不良の原因だったようで、抗癌治療を止めたら、食欲が出てきて、体重も元通りになり、生きる意欲が出て、とても元気になって今は、何とか元気で年齢並の暮らしをしている。
抗癌治療を止めたので、癌が治ったわけではなく、少しは癌が進行しているかもしれないが、元気に旅行をしながら楽しく暮らしている。
ここで話は変わるが、新聞によると、厚労省では、がん検診を何歳までやるべきかと云うことを研究しており、なかなか難しいようで、今のところ、まだ、その結論は出ていないようだ。
別の、資料によるとがん検診で、癌でない、と判定されることは5年の健康生活を保障されることです、と書かれていた。
したがって、がん検診を受けないでいると、癌があるか否かわからないので、5年健康生活が保障されないわけである。
癌検診を受ける、受けない、その差は、
がんに罹っている場合を考えると、検診を受けても、高齢者の場合は私の兄のような事例を考えれば、受けないほうが良いかと思うし、
がんに罹ってない場合は、検診を受けると、大丈夫、これから5年は生活できるという保証が得られる利点がある。
それらを、色々と考え合わせれば、結論は、がん検診を受けたほうが、今の私には良いように結論できた。 ただ、人間ドッグの費用は少し高い気がする。