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"It never gets easier, you just go faster."

令和初勝利!2019年つくば春の八耐OMクラス

2019年05月03日 | レース

今年も行ってまいりましたGW中の自転車のお祭り+同窓会である筑波八耐。令和年間初のレースとなります。

ここで勝てば数日前の平成最後の勝利に続く令和初勝利となりますが、さてどうなるでしょうか。

正直一位は昨年の実績から見ると厳しく(そもそもチーム練一回しかしていないし)、表彰台乗れれば御の字だと思っていました。

スタートは124番手。ほぼ10年ぶりの第一走者、普通に走っていけば先頭集団に乗れるだろうとタカを括っていたが甘かった。例年であれば一周目のバックストレートあたりで「凪」が入る時間があり、そういったシチュエーションで前に出れば先頭集団に入れると考えていたがこんかいは様相が異なりました。

号砲とともにチームAPEXが全力でTTTを開始、ガツンとあげたらしく?スタートして少しのヘアピンで既に中切れ発生!大きなギャップを足のありそうな三名と回すも、後10mが埋められない。どうせ追いついても心拍が上がり切った状態でまた千切れるかも・・・そんな暗澹した気分で続ける追走劇。

そんな不毛な20対3名の追走劇は長く続かず、心拍数はあっという間にレッドゾーンに。諦めムードが三人に漂ったところでザイコー列車に追い付かれました。木原さんやISOYAのチームメイトも乗っているが、既に心拍が苦しく、この集団からも千切れてしまう最悪の展開。この敗残兵だらけの第三集団で一度息を整えてから、ディーゼルエンジンが暖まるのを待ち追走開始。追い付かないと思っていた第二集団がだんだん近づいてきて、10周回位でやっと追い付く。

ふーぅと安心してザイコーさんのお尻の後ろでヌクヌクしていたら、なんとここで先頭集団にラップされる!

先頭集団どれだけ速いんだよ!と一番列車に飛び乗ると、集団内は全然きつくない。これは意外。というわけで数周先頭集団をこなして一時間でお役ご免。NP295W一時間出しても周回遅れになるという何とも悲しい一回目でした。わがチームはこの時点でクラス二位。

そういえばこの平均44kmで推移していた集団に一人むっちゃはやい女子がいました。おもわず後ろにベタ付きしそうになりましたが良心がとがめたのでヤメ。どうやら優勝したチームのエースさんの様子。速かったわ。

一走目:1:01:43/Ave 44km/274W/173bpm/

このあと我がチームは二走目の大當君も一時間走り、周回を重ねているうちにAPEX列車と乗り合わせることが多くなり、しかもクラス一位二位が同じ集団にいることが判明、高速でラップを刻む先頭のAPEX列車から下車できない展開に!あまりにもツキ位置だと嫌われるのでたまには先頭手伝え!との無線がピットから飛ぶ!その次の周回地平線の向こうから轟きながらホームストレートに現れたのは我らが軽快車モンスター金沢さんだった・・・(笑)

そんなこんなでAPEXが交代すれば交代するというなんともかんともな展開に。そんななかで私の二回目の出番。

どうせ30分だし、最初ゆっくり入ってじわじわ暴れるかーっと思っていた三周目のバックストレートでAPEX列車がピットインコースへ。マジですか!

なんとも消化不良な12分で終わった二走目。しかし、この決断で良かったことが後で判明。

二走目:11:54/Ave 44.4km/301W/178bpm

このあと、同じタイミングでピットから出るAPEX 列車に乗った大當クンが30分以上先頭集団で好走。二位三位チームに差をつける。

中盤の苦しい時間にチームメイトが長時間先頭列車内で踏ん張ってくれ、後続に微妙ながらの差をつけることに成功。ここでクラス一位に出る。

一走目のダメージがなかなかあったためたくさん稼いだ持ち時間をつかって入念にストレッチ。今回はGW突入前の肉離れの反省からストレッチ用のエアマットを持ってきていたので、ひたすらそのうえで柔軟体操をしていました。

まちにまった三走目。この時間になると風も強くなり、選手の疲労も蓄積してくる。かくいう私は休憩もストレッチもばっちり、なんか調子いいかも?とスタートする。

APEXの集団に入るとすぐ、「協力しますか?」的な感じでジェスチャーがあったので「はいはい喜んで!がんがん働きます!」的にローテに加わる。この時集団にいたのはHULKさん=一番強くてゴツイ 麺工房さん=なんの仕事だろw KIMさん=速い強い TAKAさん=ロードキャプテンかな。みなさんジャージの背中にニックネームが書いてあるので分りやすいんだ。APEXと回す集団すごい楽しかったのですが、悲しいかな残り交代数の制限でみなさん早めに刻むらしいです。なんとこの回も6周で終わってしまいました。

三走目:18:37/41.7km/300W/178bpm

というわけで、全然走っていません!足残ってます!状態であっという間にクライマックス、アンカーの時間がやってまいりました。

まずはどの集団に乗るか見定めながら周回に入る。最初は3人くらいで回して、後方に大集団がいるのを確認。足をとめて待つことはせず、結構いいペースで走っていくと、バックストレートの入り口で自分の後ろを見ると大、大、大集団が形成されていた。結局このままこの集団の先頭をひっぱりながらホームストレートへ。次の周も先頭5~7人しかローテしない状態でホームストレートへ。

最初はあまり脚があわず、TTポジションで気持ちよく先頭を引いたら後ろが崩壊することもしばしば。少し時間が経過すると脚がある人が先頭に上がってきて、追い抜いた集団から活きのよい人を拾いながら、やはり先頭を回せるのは5~7人くらい。先頭集団についていくのと、先頭集団を作って整えたりするのはやはりまったく違う。そんななかRaphaジャージをきたS楽さんが一人集団から逃げを打ったりするのを追走して千切れたりするプチアタック合戦を経て、いよいよ残り10分くらい。苦しみよはよ終われ~と、どんなスプリントできるかな?の気持ちは半分半分。いや、出走前に『祝勝会場の焼肉キング予約しといて~』と傲慢発言かましていたので、ここで落車して優勝をフイにするわけにはいかない。そんな安全マージンをとりたい気持ちも頭をよぎる。いろいろなよしなしごとが頭に飛来しては霧消してゆく。

いよいよ残り三周くらいか、集団のペースもあがり、ムードがピリピリしてくる。

こんななかTeam ARIのナベさんが集団の中にいるのが心強い。話しかけられる知り合いがいるだけで気持ちが高まる。ストレートではがんがん強度があがる。

こんななか、どのポジションだと高出力が維持できるのか、意外な発見があるんだよな。そしていよいよグリーンフラッグ(長かったw)いよいよここに来て脚がいっぱいになってきた。バックストレートでがつんとぺースがあがり、スプリントにむけて位置取りが始まるが切れがない。

そもそもそんなにスプリント勝負にこだわってないし的な弱気🐛も顔を出し、安全なアウトでモガモガして終了~。令和初勝利をゲットしました。

37:40/41.1km/285W/173bpm

ゴールしてからは、毎年恒例、今日もサーキット上、ピットレーンで数多くの人に『今年のスーパーマン期待しているよ~』と声をかけられたので、今年はスーパーマン金の鯱バージョンでパレードランを駆け抜けてみました。

というわけで、ろくすっぽチーム練もしていないチームではありましたが、みなさんのおかげで令和年間も勝利でスタートすることができました。

いい時代になりますように!

データで振り返り
担当時間や出走回数など差はありますが、今年はいままでで一番脚を残していた感じがあります。データはそれを物語っていますね。他の選手が疲弊していく中集団活性化させるの楽しかったなぁ(単に中盤休んでいただけともいうが・・・)

2016 293W 260W 250W 242W 225W
2017 297W 258W 261W 259W 253W
2018 229W 263W 263W 238W 225W
2019 274W ― 301W 300W 285W
最終ラップにこれだけ脚が残っているとそりゃ楽しいわw 5人制万歳w


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