2011馬丼が我が家にやってきてから一週間、そろそろお気に入りアイテムのレビューをぼちぼちと始めます。
まずはサドルです。非常に尻にあいます。かなりご機嫌なサドルです。
Bontrager Serano RXL
RXLはカーボンレールなのでちょっとお高くつきます。
実は、自転車を組む当日に、ISOYAに行った時は、違うサドルがお目当てでした。
Bontrager Paradigm
本当は、こいつがお目当て。なんといっても、フラットトップで、レーシーで格好いい!
しかし、店頭に在庫がなく、第二候補のセラーノになったのです。しかも、バジェットなチタン中空レールではなく、カーボンレールの最上位機種。
結果的には、これがベストな選択になりました。
TREK独自のシートキャップと合わせ、カーボンレールとカーボンシェルで路面からの振動(Chatter)は殆どが減衰されます。200km近く走った後もお尻のダメージは皆無でした。股ズレもなし。
フレーム、特にマドンのBBは堅いのですが、シートポストの先端まで衝撃がダイレクトに来ることはありません。いたって快適。
注意すべきなのは、カーボンレールなので、指定締め付けトルクがあること。おそるおそるトルクを気にしながらボルトをしめたら実は緩くて、ライド中にサドルが曲がる、みたいな初歩的なことがありました。
気になる重量は175gとアホみたいに軽量。今までクラシックで重いサドルにしか乗ってこなかったので、軽量マドンに合わせ、ダンシング時にバイクを振った時のフィールの良さに恍惚とします。
深く前傾をとった時にも、大事な所にかかる圧力がうまく分散されます。うまく表現できませんが、これは後述のZone Density Padding、場所によってパッドの密度を変化させていることがうまく機能しているようです。いままでこんなに下ハン握って長時間走ったことはなかったのでR。
Rといえば、この後ろが湾曲してあがっている所にどっかり後ろ乗りに座ってパワーをかける走りも、当然得意です。長い登りではそのようなポジションでパワーかけることが多くなりますし。
これがZone Density Paddingを設計する際に、参考にしたとされるサドルにかかる応力解析。体重がかかる部分のパッドを厚くし、そこから外縁にいくとパットが薄くなる。このパディングのおかげで、サドルにスリットを入れなくても快適な血流が確保される印象。
ただし、これはまだポジションがまだ出せていないことにも関係があるでしょうが、後ろのりで長時間すわり続けていると大事なところが痺れてくることがあります。これは、先代のリーガルでもあったことですし、最適なポジションを見つけたあとは痺れは消失したので、ポジションを見つけるまでの一過性の問題かとは思いますが。
注:
この記事を書いたあと、ボントレガー社の専門家が書いたホワイトペーパーを見つけました。
ホワイトペーパーを用意できる会社って、好感度高いわ。うちの部署もはよ。
初のロングでここまでお尻にフィットするサドルにあったのは久しぶりですわ。
もし、クラシックな形のサドルを好む人であれば、試す価値あるかも。
お試しプログラムで返品自由にできるらしいしね(30日以内)。
評価(4.5/5)
★★★★☆
プラスは上に書いたとおり。
マイナスは
①ダンシングからシッティングに戻る時に、レーパンがサドルの先端にひっかかる(←ポジションの問題)
②長時間シッティングするとおまたが痺れる。(←ポジションの問題)
③トルクレンチがあると便利。ないと不安。
+++ここでふりかえり、自分のサドル遍歴+++
WTB Rocket V
完成車についていた。乗り心地最悪。
Bontrager Race
完成車についていた。乗り心地最悪。これで東京~大阪やって尻が真っ二つに裂けた。
Brooks Swift
史上最良にして最重量にして最も我が尻汁を知る皮サドル。テンションひっぱり過ぎてダメにしてしまったが、また座りたい。最高ですわ。
Selle San Marco Regal
白はきれいなのだがすぐ汚れてしまう。
Bontrager Inform
唯一のフラットトップ。いまでもTTバイクにつけているが、かなり快適。ロングもいける。
Selle San Marco Regal 2個目
銅のリベットに一目惚れ。Le Roiと共に過ごした。後ろ乗りパワーライドにむいてる。ボーネンが愛用している、ということでミーハー丸出しでRegalを使ってました。
Brooksをダメにしてしまった後、クラシックかつメンテが楽なサドル、ということで鉄バイクにつけた。ゴールドの枠がおしゃれでクロモリによくあう。
・・・サドル探しの旅はそんなにしていないつもりだったけど、意外と遍歴を重ねていました。意外。
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