二日目の朝。
30分寝坊して、朝日の中を6時出発。
いきなり道を間違い北上して一号に合流するはずが、南下。10kmロス。そのせいで下記のようなヒルクライムが追加された。
県道324の大井池ヒルクライムです。まったり団子になって話しながらツーリングです。楽しいぞぉ。
頂上で~すと後方にアナウンスした瞬間、○久保先生に山岳賞をとられた!
この日豊橋近辺は完全な追い風。
この区間は心拍130でこの速度がラクに保持できるほど良コンディションです。基本40キロ巡航で、登り基調でも30キロが保持できる夢のような追い風♪
下りはエアロになってぐいぐいぶっ飛ばします。サイコー!!!
豊橋市内にて。タグチャン、ちょっと下りすぎで上半身がコリマスネ。路面電車の線路が見えます。
静岡県に突入。このあとこの県の長大さにみな悩まされるのだが、このときはみんなサイクリングるんるん気分で流している。
五月に逆ルートを走行した際、豊橋の手前の超向かい風でリタイアしそうになった区間も、高速トレインで通過♪
浜名湖が見え、弁天島へ。
カメラをむけると過敏に反応するニョホホ大僧正。
弁天島でしばらく休憩。しかし重心が異状に後ろに高いな。キャリアをつけるまでは良かったのですが、重心高すぎ、荷物重すぎでした。
これだと重量14キロとかあったかも。ここまで重心が高く重いと坂道のダンシングがたわみまくった。クロモリがしなりまくって楽しいぜい。
天竜川!静岡は川が多いで~
浜松のロングストレートが終わり、磐田、袋井を抜けると国道一号線は丘陵地帯へ。
日阪で少し登ります。
ここは381号線。小夜の中山といふところかな?ここも小クライムでした。
大井川をわたれば東日本。後は安部川と富士川を残すのみ。
出た!東京200キロ。静岡手前の島田か藤枝でのことです。
…実はここからが今回の旅の一番きつかったところで、当然写真も取れなくなるまで疲労してしまいました。
幹事としてもメンバーに残りの距離と到着予想時間を何度も聞かれるのがつらいです。
今回気づきましたが、このようなときサイクリストは残りの距離と時間を楽観的に見積もる傾向があるようです。
そんなみんなの前で
「いや~沼津まで5時間はかか・・・」とは言えないねぇ。イヒヒー。
この希望を打ち砕く距離の長さは本当に実際に経験しないと分からないもんね。
この後の宇津の谷峠の下りで、歩道を走っている時に、突然後輪が
「カシャリンコ♪」
と音を立てました。
頼む!何も起きないでくれ!!!!と願うこと1秒・・・
「シュウウゥゥゥ~――……」
これは酷い。ねじが後輪に突き刺さっています。今までこんな漫画みたいなパンクはしたことがありません。しかし!
今回パンクトラブルに備え、スペアのタイヤも持ってきていたのが功を奏しました。ここまで巨大な穴が開いたわけですから、ここはタイヤごと新品に。
すばらしいリスク管理体制。この管理能力が私生活にも欲しいぜ!
こんなこともあり、静岡に着いたころは日が暮れてしまっていました。まだまだ小田原まで100キロくらい残しています。ここからが遠い…
清水の先、由比のラーメン屋でしっかり晩御飯(ラーメン+チャーハン+ギョーザ+強強打破)をとります。
そうそう、この旅行ではみなさんガス欠後はリポDや眠眠打破などの強壮ドリンクでドーピングしていました。時にお勧めは強強打破。これは頭がシャッキリンコします。さすがWADAのドーピングに抵触しているだけあるな。
富士川を渡り田子の浦を疾走し沼津を通過し、箱根へのアプローチに差し掛かったのがなんと11時半。これから20キロの道を登る裏箱根ヒルクライムであります。
最初はヤッホーヤッホーと登り始めますが…
240キロ走ってからの箱根峠はさすがに厳しい。一気に出力が低下し、時速9キロがやっと。しかもこのルート、勾配が緩いかわりにやたら長い。一時間乗り続けても頂は見えない…いつ終わるんだ…
シルビアやらランエボやらの走り屋が猛スピードで横をパスしていく。
クオオオン
オオオン
オォン
クォォォ…ン
エキゾーストノートが果てしなく続いているのが上の方から聞こえてくる。あぁまだ登りは続く…
そして一時間半。1230に箱根峠に最後尾で到着!早く着いたクライマーの人々はすっかり冷え切ってしまった模様。気温は二度。
ストレッチなどをしていると後ろでニョホホさんがポンピングを始めました。
「キャッ。」
後ろを振り返ると、ニョホさんが「やっちまった・・・」というひきつった顔で立ち尽くしています。バルブが折れた模様。
タグちゃんは寒さで顔面蒼白。明らかに「僕はやんないよー」と言う顔をしています。
というわけで、パンク修理。でもニョホホさんのタイヤははめやすいので交換は五分もかかりません。
冷たいのは、気温と周りの空気だけ・・・
ここから気温2度のダウンヒル。そして芦ノ湖のセブンイレブンで生き返った!暖房のきいた店内に入ると凍りついた体がとろ~りと溶けだしていく。
そして…国道一号最高地点に。
マンガだ…○久保さんの表情が幸せなお爺さんになっている。
小田原には2時半着。六時まで寝ることにする。風呂に浸かりながら寝てしまいそうになる。二時間半の睡眠でひとまず息を吹き返した。
三日目の朝。
朝練参加は諦め、朝練終了後みんなが店の前でくつろいでいる時間のゴールを目指す。たかが80キロ、されど80キロ。ここまで来ると気力のあるもののみが先頭を牽く。補給は充分しているのに、出力が著しく低下。もう限界?道中ず~っとハンガーノック。前はタグちゃんとニョホホさんに託した。ごめん、もう牽けないよ・・・
途中藤沢でビーフジャーキーを摂取。すると何故か酒の肴で疲労回復!?突然先頭にでてしまった。藤沢!戸塚!保土ヶ谷!青木橋!国道駅!元木の交差点!
ここで570キロ!
そしてとうとう…
イソヤ前の歩道に入った!ギアをインナーローに落としてケイデンスをあげる!
まさに倒れ込むようにゴール!
漕ぎ続ければいつかは届く
<完>
30分寝坊して、朝日の中を6時出発。
いきなり道を間違い北上して一号に合流するはずが、南下。10kmロス。そのせいで下記のようなヒルクライムが追加された。
県道324の大井池ヒルクライムです。まったり団子になって話しながらツーリングです。楽しいぞぉ。
頂上で~すと後方にアナウンスした瞬間、○久保先生に山岳賞をとられた!
この日豊橋近辺は完全な追い風。
この区間は心拍130でこの速度がラクに保持できるほど良コンディションです。基本40キロ巡航で、登り基調でも30キロが保持できる夢のような追い風♪
下りはエアロになってぐいぐいぶっ飛ばします。サイコー!!!
豊橋市内にて。タグチャン、ちょっと下りすぎで上半身がコリマスネ。路面電車の線路が見えます。
静岡県に突入。このあとこの県の長大さにみな悩まされるのだが、このときはみんなサイクリングるんるん気分で流している。
五月に逆ルートを走行した際、豊橋の手前の超向かい風でリタイアしそうになった区間も、高速トレインで通過♪
浜名湖が見え、弁天島へ。
カメラをむけると過敏に反応するニョホホ大僧正。
弁天島でしばらく休憩。しかし重心が異状に後ろに高いな。キャリアをつけるまでは良かったのですが、重心高すぎ、荷物重すぎでした。
これだと重量14キロとかあったかも。ここまで重心が高く重いと坂道のダンシングがたわみまくった。クロモリがしなりまくって楽しいぜい。
天竜川!静岡は川が多いで~
浜松のロングストレートが終わり、磐田、袋井を抜けると国道一号線は丘陵地帯へ。
日阪で少し登ります。
ここは381号線。小夜の中山といふところかな?ここも小クライムでした。
大井川をわたれば東日本。後は安部川と富士川を残すのみ。
出た!東京200キロ。静岡手前の島田か藤枝でのことです。
…実はここからが今回の旅の一番きつかったところで、当然写真も取れなくなるまで疲労してしまいました。
幹事としてもメンバーに残りの距離と到着予想時間を何度も聞かれるのがつらいです。
今回気づきましたが、このようなときサイクリストは残りの距離と時間を楽観的に見積もる傾向があるようです。
そんなみんなの前で
「いや~沼津まで5時間はかか・・・」とは言えないねぇ。イヒヒー。
この希望を打ち砕く距離の長さは本当に実際に経験しないと分からないもんね。
この後の宇津の谷峠の下りで、歩道を走っている時に、突然後輪が
「カシャリンコ♪」
と音を立てました。
頼む!何も起きないでくれ!!!!と願うこと1秒・・・
「シュウウゥゥゥ~――……」
これは酷い。ねじが後輪に突き刺さっています。今までこんな漫画みたいなパンクはしたことがありません。しかし!
今回パンクトラブルに備え、スペアのタイヤも持ってきていたのが功を奏しました。ここまで巨大な穴が開いたわけですから、ここはタイヤごと新品に。
すばらしいリスク管理体制。この管理能力が私生活にも欲しいぜ!
こんなこともあり、静岡に着いたころは日が暮れてしまっていました。まだまだ小田原まで100キロくらい残しています。ここからが遠い…
清水の先、由比のラーメン屋でしっかり晩御飯(ラーメン+チャーハン+ギョーザ+強強打破)をとります。
そうそう、この旅行ではみなさんガス欠後はリポDや眠眠打破などの強壮ドリンクでドーピングしていました。時にお勧めは強強打破。これは頭がシャッキリンコします。さすがWADAのドーピングに抵触しているだけあるな。
富士川を渡り田子の浦を疾走し沼津を通過し、箱根へのアプローチに差し掛かったのがなんと11時半。これから20キロの道を登る裏箱根ヒルクライムであります。
最初はヤッホーヤッホーと登り始めますが…
240キロ走ってからの箱根峠はさすがに厳しい。一気に出力が低下し、時速9キロがやっと。しかもこのルート、勾配が緩いかわりにやたら長い。一時間乗り続けても頂は見えない…いつ終わるんだ…
シルビアやらランエボやらの走り屋が猛スピードで横をパスしていく。
クオオオン
オオオン
オォン
クォォォ…ン
エキゾーストノートが果てしなく続いているのが上の方から聞こえてくる。あぁまだ登りは続く…
そして一時間半。1230に箱根峠に最後尾で到着!早く着いたクライマーの人々はすっかり冷え切ってしまった模様。気温は二度。
ストレッチなどをしていると後ろでニョホホさんがポンピングを始めました。
「キャッ。」
後ろを振り返ると、ニョホさんが「やっちまった・・・」というひきつった顔で立ち尽くしています。バルブが折れた模様。
タグちゃんは寒さで顔面蒼白。明らかに「僕はやんないよー」と言う顔をしています。
というわけで、パンク修理。でもニョホホさんのタイヤははめやすいので交換は五分もかかりません。
冷たいのは、気温と周りの空気だけ・・・
ここから気温2度のダウンヒル。そして芦ノ湖のセブンイレブンで生き返った!暖房のきいた店内に入ると凍りついた体がとろ~りと溶けだしていく。
そして…国道一号最高地点に。
マンガだ…○久保さんの表情が幸せなお爺さんになっている。
小田原には2時半着。六時まで寝ることにする。風呂に浸かりながら寝てしまいそうになる。二時間半の睡眠でひとまず息を吹き返した。
三日目の朝。
朝練参加は諦め、朝練終了後みんなが店の前でくつろいでいる時間のゴールを目指す。たかが80キロ、されど80キロ。ここまで来ると気力のあるもののみが先頭を牽く。補給は充分しているのに、出力が著しく低下。もう限界?道中ず~っとハンガーノック。前はタグちゃんとニョホホさんに託した。ごめん、もう牽けないよ・・・
途中藤沢でビーフジャーキーを摂取。すると何故か酒の肴で疲労回復!?突然先頭にでてしまった。藤沢!戸塚!保土ヶ谷!青木橋!国道駅!元木の交差点!
ここで570キロ!
そしてとうとう…
イソヤ前の歩道に入った!ギアをインナーローに落としてケイデンスをあげる!
まさに倒れ込むようにゴール!
漕ぎ続ければいつかは届く
<完>
事実は小説より奇なり。
ノンフィクション恐るべし…。
来年も参加は控えようと思いました(笑)
本当にお疲れさまでした。どうもありがとうございました。
それでは私来年富士200出るんで、替わりにキャノンボール参加して下さい。
やはりロングは除々に距離をあげていくことが必要だと感じました。その意味ではこのイベント前に200キロを2本走っておいてよかったです。鰤さんも冬の間は走りこみですね。
ぬほほさま>>>
記事をまた更新しますが、この国道一号最高点の写真、○久保せんせーの顔をアップにすると最高なんです。ほけ~としていて癒されるんです。
ところで、タグちゃんが今度は往復で、とかぬかしてますけど?〆ときます?