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"It never gets easier, you just go faster."

腹黒スプリンター育成計画(JCRC最終戦下総:チビ太2位 親父5位)

2020年12月06日 | レース
スプリンター・・・すべてが混沌とし、目まぐるしく流れゆくなかで、肉体の極限状態のまま、瞬時に適切な戦術的判断を強いられる動物である。特に、肉体的に恵まれない小柄なスプリンターは、短い時間でしか生かせないその爆発的加速力を最大限に生かすため、狡猾な戦術眼が必須だ。
トップエンドパワー、最高速で引き離すタイプではなく、ゴールライン直前の加速で差し切るタイプの小兵のスプリンターと言えば、

今はCaleb Ewan

そのEwanがアイドル視して育ったRobbie McEwan

一瞬の加速といえば、Bettiniもすごかった

話はもどってチビ太のレースデビュー戦JCRC下総

自分の得意な展開を理解し、それをお膳立てして適格に実行する。そんな真似事が少しできたレースデビュー戦でした。

(一部かなり脚色が入っています^^)

3~4年生クラス。
なんと全員ビンディング
ライバルチームの波状攻撃に負けないようにしましょう。ま、えてして小学生クラスは追いかけっこになるので、集団の展開はないと思いますが。

むっちゃ緊張した顔( ´艸`)

案の定実力者の4年生お兄さんが先導バイクが外れると同時にアタックし、予想しない展開に逃げを許してしまったそうです。

このクラスは二周だけ。まずはライバルお兄さんの脚を削るよう、沿道から激を飛ばします。

とにかく登りではペースアップし、下りでは風除けをつかって楽しろと伝えておきました。


もう次の周でゴールです。
二位争いは一騎打ちになりそうですね。逃げるのか?スプリントに持ち込むのか?

チビ太回想『裏のグラウンドセクションでワザと番手を後ろにした(スプリントで勝つ自信があったから)』(ほんとか?)

下総のこのコーナーはインをつくのが定石ですが、何を考えたかこの後ラインを突然アウトに変えました。


これにより、ライバルは自分のイン側を見やります。
一瞬の死角をついてスプリント開始!
腹黒ェ…


チビ太『ライバルがブラケットポジだったので、勝てると信じた』

この展開、スプリントあるあるですよね!
蓋をしたと思ったら『うわまじか!』

初レースにしてこの老獪さw

肩を並べてスプリント!デビュー戦にしておいしい展開!

差し切れるか??

今度は変速音に気付かれないように背後から忍び寄って差すスプリントを教えよう。

ハンドル投げて勝ちました!(二位ですけど)


3km Ave 31km/hでした

++++++++++++

さて、チビ太師匠は二位。
親父は10年ぶりのJCRCにMクラスおやじ40代15kmの部にエントリー
15km Ave 316W 40.6km/h 20min 175/187bpmでした。
脚はボチボチでしたが、レースの走り方を完全に忘れていましたね。


ペースを上げることには多大に貢献したのですが、最後の局面にセーブすることを忘れていました。終始前目に展開しましたが、最終周アウトからわ~っとペースアップする局面で一瞬躊躇、後方からスプリントすることに。


ここでラインどりを間違えてインがつまってしまい、アウトにラインをとったら遠回り。囲まれてスプリントフィニッシュ。


レース感が全然もどっていませんね。たまにはレースでないとダメ。
でも楽しかったっす。チビ太と一緒にレースに参戦する新たなモチベーションができました。

肩を落としてスタート地点に戻ってくると、
『お父さん、ダメダメだったね!スプリント。選手生活引退おめでとう!』

いえいえ、親子で表彰台、そして「おなじクラス」で出場して負かされるまで選手引退はお待ちを!