Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

初本格トレランは丹沢主脈縦走24km

2016年11月04日 | 登山

自宅から数時間圏内、ほぼ定期券でこれるところにこんな絶景があったとは!


出発時刻/高度: 07:37 / 297m
到着時刻/高度: 14:54 / 300m
合計時間: 7時間17分
合計距離: 24.38km
最高点の標高: 1647m
最低点の標高: 286m
累積標高(上り): 1927m
累積標高(下り): 1910m

わが会社は丹沢山ろくにあるので、男子トイレから南北20kmの稜線がよく見えます。いつも用をたしながら、『あの稜線を右から左まで走りてぇ』を思っていました。

そんな文化の日。チビ太は七五三に備え『たいりょくおんぞん』するそうで、チビ登山はお休み。そんなわけで丹沢山地をトレランする御一行に混ぜていただきました。

ほぼ始発にのって渋沢に到着。大倉まではバスに乗っていきますが…
『あれっ!タグチャン(同行者)がいない!』

外をみると、やつはランでバスを追走していました(笑)

初トレランは、のっけから心拍高めできっつい。登りが本格的になると早歩きに切り替えます。ゆるくなったり、走れそうなところは小走り。馬鹿尾根が本格的に始まると、心拍はずっと170台を前後。ままよ、1時間半のTTだ、と覚悟を決めました。

手元の時計では1時間半で塔ノ岳山頂へ。普通の登山だと3時間20分のところですので、スピードハイクにすると行動半径が一気に倍になってよいな~。

ここから丹沢山までの稜線は曇り、丹沢山から蛭までの稜線は晴れ渡って、極上のトレランをすることができました。自宅からほぼ定期でこれる圏内に、こんな天国があるなんて・・・

蛭が岳からの下りはとにかく長く、展望もない忍従のルートです。焼山までは長い距離をかけてゆるい勾配が続くので、走れる区間も長い。今日は靴底が柔らかいランシューなので、すこし足裏が痛くなってきました。

焼山までくればあとは少し、とはいかずここからの下りが長かった。とにかくこのコースは長いです。トータルは6時間半。自転車でもなかなかない6時間超のライドでした。

+++++++++++++++


大倉までバスで行きますが、20代の若者は自走(笑)。
真似できません。


丹沢クリステル嬢にごあいさつし、スタート。のっけからきついです。


馬鹿尾根をハイペースで早上がり。走れそうな区間は小走り。


尾根を早歩きして登っていると、心拍が170、180台に突入。かなりきついですが、その分到着時間も速い。ハイペースは花立山荘まで続きました。


休憩をいれて1時間53分、入れないと1時間30分で到着しました。標準コースタイムは3時間20分。


塔ノ岳~丹沢山。丹沢トレランはここからが楽しくなる。


紅葉も1400mからは上はほんときれい。


日曜日にトレランレースの同行者、ムラジさんとうえだっちさんは丹沢山で折り返し。私とタグチャンは蛭が岳を超え焼山へ大縦走。


丹沢山から蛭が岳へルートをとると、この絶景が現れました。ちなみにこの日、ずっと曇りで眺望にめぐまれませんでしたが、ここから快晴に。


自宅から数時間圏内、ほぼ定期券でこれるところにこんな絶景があったとは!(かなり登りますけど)


右奥が丹沢最高峰蛭が岳。山頂に山荘のシルエットが見えます。


気持ちのよい稜線歩き


途中の岩場で木道の工事をしている人たちに会いました。久しぶりに大勢と会話して、人里に戻ってきた気分。


丹沢最深部なので、ハイカーもまばらです。


雲がはれて360度見渡せ、天気が良い日は槍ヶ岳まで見えるそうです。そういえば、北岳山頂から丹沢山地みえたもんね。


不動ノ峰、鬼ヶ岩ノ頭と丹沢第二位、三位のピークを越えて歩く稜線。


標高は1600mを越え、透き通る青空。


気持ちいい!ずっと走ってました。




鬼ヶ岩ノ頭から蛭が岳山頂


この区間だけちょっと怖いですが、無風であれば大丈夫。


そしてあこがれの蛭が岳山頂だ!




富士山の右肩には南アルプス。


下山時、黍殻山の近くで休憩したくなって避難小屋へ。


ここまできれいだと泊まりたくなる。


焼山まで来るとあともう少し、と思いきやこの後の下りが延々と長い。


展望台がありました。この風景は仏果山から見たやつだ。


6時間半後、やっと人里に下りてきました。疲れたが充実の初大縦走トレランでした。まる。