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"It never gets easier, you just go faster."

チビ登山第56座雲取山 初テント泊

2016年11月01日 | 登山



来年は2017年。
東京都最高峰雲取山の標高は2017m。
ならば、年賀状の撮影に・・・

五歳と三か月にして4回目、コースを丸暗記したホームマウンテン雲取山へ行ってきました。みなさんが紅葉狩りにテント泊するというので、テント初体験というのが今回のハイライト。

出発前はテントに尻込みをしていたチビ太ですが、目の前で「林道小屋」「鮎ママ山荘」「ロッジおおとも」「ヒュッテこんちゃん」が次々に設営され、お肉じゅーじゅーBBQが始まると目が爛々と輝き、男の子的にかなり◎だったようです。

「お父さん、テントほしい」との一言を頂きました。好日山荘の年末セールを待ちましょう。

チビ太は夜6時から翌朝6時まで爆睡しておりましたが、この夜は霧雨のち驟雨。そして気温はゼロ度~二度くらい。とにかく底冷えする今年一番の寒気が来ていました。二人用テントの中に三人、真ん中に冬用寝袋にくるまったチビ暖房が設置されていて最後は暖かったものの、寝入りの寒さは尋常ではなく、加えて自分が用意した寝袋は「夏の北海道自転車旅行用」の紙ペラものだったため、寒いこと寒いこと(笑)。夜2時くらいに目が覚めると、テント場の周りで鹿が鳴いていました。

二日間20kmオーバーの行程ほとんど霧がかかっていて、青空に恵まれない山行ではあったものの、頂上にいた最後の3分間に奇跡的に雲がはれて青空がのぞき、遠方へ八ヶ岳を臨むことができました。そのあとすぐ雲に隠れてしまったので、本当にラッキー。

チビ太は他の大人がテン泊フル装備ということもあって、みなさんとほぼ同じペースで登ることができました。わけても七ツ石山の下り。突然「トレランだ~☆」と駆け下りはじめ、大人三人で追走しましたが追いつきませんでした。なんなんだあの下りの速さは・・・

出発時刻/高度: 09:21 / 717m
到着時刻/高度: 13:24 / 724m
合計時間: 28時間3分
合計距離: 22.78km
最高点の標高: 1996m
最低点の標高: 690m
累積標高(上り): 1642m
累積標高(下り): 1635m

思い出を、写真とともに。


チビ太にとっての表彰台。


小袖の駐車場で、同じくらいの年齢の女の子がいました。これから親子三人で登るみたいです。


合掌。気を付けて参りましょう!


バス組の3人がまだこないので、ゆっくり歩いて先頭待ちすることにしました。


幽霊屋敷で休憩して3人を待ちますが、来ないので先に行きました。


途中の祠で登山の安全祈願。4回目になりますが、欠かしたことはありません。


ハロウィンのかぼちゃでしょうか


顔真似をしてみます。


私も参加。


後続の三人から、『水場までは逃げきろう』だそうです。


直飲みですか。ワイルドですね。


今年は猛暑が長引いたのか、紅葉は全般的に淡いですね。加えて曇りがちな日だったので一般的にはイマイチ。
しかし、最近谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を読んでいたこともあって、これはこれで味わい深いと思えるようになりました。






水源林を抜けると、紅葉のトンネル地帯に入ります。


東京都水源林、堂所に来ました。何度も来た山なので、地図がなくても大丈夫。ポイントはチビ太すべて暗記しています。






マムシ岩






七つ石小屋への秘密の近道をゆきますが、この道がきついのなんの。特にキャンプフル装備の大人たちは悶えていました。


それを登りきると再度水場。多摩川最初の一滴ですね。


七つ石山直下。


空はだんだん霞がかかってきました。


山頂の標識がニューバージョンになっていました。


『バーン!ッバ~ン!』
鮎ママを狙撃します。


七つ石山の頂上につけば、雲取山の頂上がおがめる・・・この後あっという間に雲に覆われました。




七つ石山からの下り、チビ太が猛然とトレランをはじめました。大人三人が真剣に追走しても捕まえきれませんでした。


末恐ろしいチビトレランナー


みんな大好きブナ坂


いざ!巌流島へ


大友さんとチャンバラごっこ


『ここからは気持ちのよい稜線歩きですよ~』、と初雲取山のこんちゃんをガイド


ダンシング松の木が見えました!








「鮎ママ待って~♪」


大友さんはチビッ子の応対がとても上手。仲良しになりました。


さて、ここは五十人平。テント設営が始まりました。


さきほど小袖の駐車場で一緒だった女の子が疲れた表情で登ってきました。チビ太全力で応援。この後霞がかかり、日もかげってきたので、無事に雲取山荘にたどり着けたかしら・・・


設営のおてつだい♪


初めてテント泊、初めての野外BBQに興味深々。


椅子もなにもありませんが、チビ太うんこ座りで食べてます!野生児!


鮎ママが肉1キロ担いで持ってきてくれました。


うめー!(うんこ座り)


5歳児には強烈な経験となったでしょう。


「おとうさ~ん。テント楽しいね。テント欲しい!」


夜はこの通り、二人用テントに三人で寝たので、寝返りも打てないほど激狭でした。しかしながら12時間たっぷり睡眠。


翌朝。気温も氷点下近いし、ご覧の霧なので下山も考えましたが、ここまできて・・・ということで山頂を目指します。


大友さんと一緒に先頭に追い付こうと頑張って登ります。




濃霧の中でもしっかり雲取山頂避難小屋のシルエットをとらえました。


標高2017m!あけましておめでとう。








先ほどまでびっしり覆っていた霧が、3分間だけ奇跡的に晴れ、青空が見えてきました。


奇跡の雲海。遠くに八ヶ岳が見えます!


後は下るだけ!












夜の雨がすごかったので、コース終盤が泥との戦いでした。


駐車場に降りてくると、昨日の女の子がいました!!!走って駆け寄っていくチビ太の優しさにほんわかしました。


チビ登山第55座 明星ヶ岳(翌日ソロ金時山トレラン)

2016年11月01日 | 登山



Day 1

この週末は箱根にて友人たちとBBQ。箱根だから往復自転車で行こうとしたのですが、
頑強な抵抗にあったため、土曜日はチビ登山、日曜日は朝練風味のトレランをすることで妥協。チビ登山の方は明星ヶ岳から明神が岳をつなげてやろうと目論見ましたが、頂上でガスったため(この日の夜は子供達大集合でチビ太の体力温存も考え)、明神は登らず降りました。下りの途中で
『ゴールのコンビニに一番で到着した人だけにご褒美のアイスとりんごジュースね』
とか口約束したら本気にしたチビ太、最後の下りはコースタイムの半分で下って行きました。重い荷物を担いだ自分は軽く置いていかれ、「とうとう下りで千切られる日が来たか」と感慨に浸ったのでありました。
下山後、ハロウィンBBQをして父だけ夜8時台に撃沈。 (後片付けとかしないで寝てしまってほんとすいません←常習犯)

出発時刻/高度: 10:24 / 541m
到着時刻/高度: 13:59 / 491m
合計時間: 3時間34分
合計距離: 6.94km
最高点の標高: 917m
最低点の標高: 457m
累積標高(上り): 530m
累積標高(下り): 576m

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Day 2

5時起床。おそらく子供達は7時過ぎまで起きてこず、朝食は8時頃だろうと予測し二時間の朝練をたくらむ。平地を走っても苦しいだけだし、せっかく箱根まできたのだし外に出て空を見上げるとはれ上がっていたので金時山へ。
基本登山はチビ太以外とはしないので、前回のソロ登山はちょうど二年前。心拍140~150台で走ってみることにした。
最初の乙女峠までのコースタイム40分のところを20分で走ったので、残りはすべてコースタイム半分を目指す。途中でテンションハイになってしまった。初トレラン、これは楽しいや。

みなさんはまだ朝の二度寝タイムでまどろんでいる7時に無人の金時山山頂。富士山が見事でした。

結局標準コースタイム215分のところを111分(?)
上りは早歩き(心拍150)平地は小走り、下りはヤホーと走る。いつもの半分で駆け抜けられるのは快感ですな~。

トレランにはまってしまう前に本職のチビ登山に戻ろう(笑)

出発時刻/高度: 05:58 / 673m
到着時刻/高度: 07:56 / 670m
合計時間: 1時間58分
合計距離: 7.76km
最高点の標高: 1178m
最低点の標高: 670m
累積標高(上り): 603m
累積標高(下り): 586m

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明星ヶ岳の登山口まで車で。降りたらすぐ登りはじめられます。


箱根らしい、雨にえぐられた登山道と笹の森をぬける登山道。


頂上が近づいてくると、ぱっと視界が開けました。大文字焼きの会場です。ここは「大」の字の横の線。


「大」の字の右下。


チビ太文字


笹のトンネルを抜けると、頂上はすぐそこでした。ちなみに明星が岳の頂上は展望に恵まれず、アンチクライマックスです。


明神ヶ岳には上らず、宮城野まで走って下山。かなりのハイペースで下りました。チビ太下りに目覚める。


現地集合まで時間があるので、マウントビュー箱根ホテルの白濁湯で「ぷはぁ~」。ここの泉質は本当に最高。


翌朝初トレラン。どのくらいのペースで走ればよいかわからないが、とりあえず心拍140のコースタイム半分で登るくらいを目標にする。


ジャスト20分で乙女峠到着。結構息があがりました。


稜線に上がるとご覧の通り走っても気持ち良い道が続きます。


笹の茂みが開いて箱根の絶景が目の前に広がりました。


あっという間、1時間で登頂。走ると早いね。


まだ下界の妻子は夢のなかでしょうか。


この後30分で駆け下りました