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"It never gets easier, you just go faster."

チビ登山:岩殿山稚児落とし

2015年04月11日 | 登山

先週の土曜日の記録。チビロッククライミングのおはなし。

この日は午前中しか天気がもたず、しかも海に近づくと雨の予報。
姪っ子ガールズより『チビ太と一緒に鎖場に行きたい!』とのリクエストがあったので岩殿山稚児落としへ遠足に行くことにしました。(良い子は真似しないように)


目的地は、稚児落とし(お約束)

学校の遠足で稚児落としに行くことはまずないと思います。
なぜか・・・滑落したら『さようなら』なのです。
その代わり得られるスリルは満点。そうやってどんどん子供はスリルをもとめて過激になっていくのでしょうか。(大人も含む)


12.1km
1,363 kcal
3:57:13
640m gained




今まで使ったことのない『はまかいじ号 松本行』で大月まで直通移動することに。いつもは横浜線の普通電車のみしか走っていない新横浜駅で、特急券を購入して『踊り子』型特急に乗り込むこの違和感。列車は横浜線内はそんなにスピードを上げるわけでもなく、ノロノロ進みます。新型車両に比べると、揺れますね~。でも、この旅情がいいんです。

中央本線に入ると、車内販売のワゴンがやってきました。
ドリフのコントで『車内販売シリーズ』がお気に入りのチビ太、リンゴジュースを買ってご機嫌。今日はオムツが外れて始めてのお山なので要注意です。




大月駅でガールズと合流し、登山開始!岩殿山は駅からすぐで登山口なのがよいですね。
前に着たときは自走で60メートルくらいしか標高登りませんでしたが、今日は634メートルの山頂まで自分の足で登りました。獲得標高は300メートルくらい。岩殿山の登頂は楽勝です。階段など、登山道は険しいですが、整備されていますし。


チビ太もお姉さまにいいところ見せようと張り切っていました。




山頂で小休止。チルトシフトで遊ぶにはもってこいのロケーション。

問題(お楽しみ)はここからの尾根伝いに行く稚児落とし。歩く距離も結構長い上、途中鎖場が数箇所、中には垂直に近い壁や断崖を横歩きする蟹の横ばい区間もあります。小学生、中学生ならキャーキャーいうはず。
頂上から少し下って、兜岩経由で稚児落としへ。途中下り道に丸石がたくさん落ちていて、転倒の危険高し。安全をとって担ぎにしました。そうするとあっという間に背中から寝息が。

しばらくすると最初の鎖場が・・・
キタ━━(☆∀☆)━━!!!

小学校三年生はキャッキャいいながらドンドン上に行ってしまいました。
そして姉妹の母は心配で心配でノイローゼに(笑)
母『集中して~!気をつけて~!( ̄□||||!!』
ガールズ『お母さんこそ気をつけて~!』
そんな母の心配をよそに子供たちは上へ上へと登って行きました。

そして、第一の鎖場を過ぎると、次の鎖場
蟹の横這い
キタ━━(☆∀☆)━━!!!

ここは途中で止まって下を覗くとなんかムズムズする所。ヒッヒッヒ。


直角の登りは考えてコースを作らないと難しい。なかなか良い経験になったのでは。
(この後半べそのガールズ母が登ってきました。)


稜線に出ると、絶景が広がります。



そして稚児落とし。子供達はキャッキャとスリルを楽しみますが、こんな所で滑落されたらたまりませんので、ここで簡易ハーネスでしっかり確保。

山裾が全部岩盤なので、山彦のこだまがよく反射します。


(犬の散歩)


寒い一日でありましたが、春を告げるつくしんぼもありました。


ご褒美は信玄餅きなこアイス。

そしてこの日の無理がたたり、その後チビ太は風邪気味に・・・(反省)