~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

チェロコンのレッスン

2008年07月16日 21時44分27秒 | 室内楽
おとといの夜だったか、激しくく咳き込んだ拍子に腰を痛め、今朝までは不調でした。
腰が痛いとなぜか肩まで痛くなりピアノを弾く気もダウン・・・というより弾かんほうがいいじゃろ、というわけでさぼってました。
でも昨日は街に用があり、そのついでといってはなんですが友人とランチ。
今日は午前中、息子の咳の検査結果をききに小児科に行きました。もうとっくに治っているのですけど、百日咳の結果だけが試薬不足とかで出ていなかったんですね。もういいや、と思っていたのですが、キャンプを控えているので一応きくように、と学校から言われ、暑い中でかけました。・・・結果まったくのシロ。ほかのアレルギーやマイコなどなにもかもシロ。つまり風邪だったのでしょう、という話。

午後からは(ピアノの)M先生が遠路おいでくださり、ほんの1時間ほどでしたが、マニアックな時間を過ごしました(爆)。

その後、娘をピアノに連れていき、迎えは息子にまかせて、私はチェロの伴奏(レッスン)へ。

チェロのM先生のレッスンは4月以来です。今度は相手が違うので、いろいろ違う点もありました。

コンチェルトなので、たとえ中学生であってもO君がぐいぐいリードしていかねばなりません。その点を、O君にも私にも何回も言われました。また、この前のO君の指示と違うところもいくつかありました。

<ピアノへのアドバイス>
○メロディーの歌い方について、細かいところをチェロとそろえる
○チェロより前にクレッシェンドをかけない(・・爆)
○ウラにまわるところをはっきりさせる(主に音量の問題)
○トレモロのところは弦楽器のようにふわふわと弾く
○チェロがミュートをかけている箇所の、(ピアノの)音色の調整
○(ある箇所について)ロシアの雨の日みたいに弾く(・・・・うわ~・・泣)
○一番盛り上がった<コン・フォーコ>の箇所は、ペダルを使わない短い鋭い音で弾く
○(最後のあたりの)ピアノのソロ部分は「ピーターと狼」みたいに弾く(・・・それってどういう・・泣)


コンチェルトの伴奏も初めてなら、ロシアの現代曲も初めて、若い子の伴奏も初めて・・いろいろ勉強になります。
願ってもない機会、最善を尽くしたいです。



はがぬけたよ

2008年07月13日 15時34分14秒 | 家族・友人等
今日、バイオリンの時、先生に娘がなにか見せていたのがこれ。
「はがぬけたよ」のイラスト(?)。
先生、実はお孫さんがうちの娘のひとつ上だそうで、「いまごろは、歯医者で歯をとってもらうとかわいいケースに入れてくださるらしいですね」とにこにこしておっしゃってました(・・・・それよりなにより、先生にお孫さんがおられるという時点で仰天でした。しかも小学1年って・・・ビックリ!)。

昨日、なにかを食べたとき歯が「グリッ」と動いたらしく、娘は涙目。
「早く抜けてほしい・・なんにも食べられない」と。
まもなく抜けましたけど、うちは一軒家ではないから外にポイッすることもできず、洗ってから小さい袋にいれておきました。
国によっては、抜けた歯を枕の下にいれておくとお金に変わる(?)だとかいろいろな風習があるみたいですけど、私の小さいころは、下の歯は屋根のほうに、上の歯は床下に投げ、「ねずみさん」の歯と生え比べをしたものでした。

歯が抜けてごきげんになった娘、夜、私にいいました。
「あのね、わたしも大きくなったら、お母さんみたいに外国に行って、よその人と結婚するかも」
・・・・・!!???・・・・・
えっと、わたしは外国に住んだこともありませんし、日本人以外とお付き合いしたことも、まして結婚したこともありませんが・・・。
でも、ピンときました。
娘は、県民の特性をネタにした番組をこよなく愛していまして、「今日はケンミンがある」とそれはそれは楽しみにしています。そしてその番組の時に、自分以外の家族はそれぞれ別の都道府県で生まれ育ったらしい、ということを知るにいたり、「私はここで生まれてずーっと育っているから、ケンミンがわからない。広島はケンミンがないでしょ?」というナゾのコメントをします。
なので、娘の「外国」というのは「ほかの都道府県」のことだと思うのですよね。
ええ、ええ、ならば私は、18のとき以来外国で暮らしていることになります(爆)。

さらに、娘
「お母さんやお父さんは、小さいころおばあちゃんと住んでいたんだ・・いいなあ」
・・・いっておきますが、この「おばあちゃん」とは娘からみた祖母であり、私や主人の母親にあたります。
「だって、今カコちゃんだってお母さんと住んでるじゃない。お母さんやお父さんも小さいころは自分のお父さんやお母さんと住んでたわけだから、おんなじだよ」
といってみたのですが、
「でも・・おばあちゃんと住んでいたっていいなあ。あたしも住みたい」
・・・・わかるような、わからんような・・・


そんなことをいう一方で、娘はときどき
「わたし、おかあさんとお別れしたくないよ」と言います。
別に、私と主人が不穏なムードで子どもが心配しているとかそういう話ではありません。
ちょっと前に、夢をみたのだそうです。
・・娘が幼稚園の先生と一緒に帰ってきて自宅にリビングにすわっていた。そうしたら、うちのセキュリティーの電子声が「お母さんとはお別れになりました」とインフォメーションした・・・という夢なんだそうです。
たぶんその夢を見る前、2日ばかり続けて幼稚園バスのお迎えがアウトすれすれで、「あれ、お母さんまだきてない」と不安にさせたからそんな夢を見たんじゃないか、と私は勝手に思っているのですけど、娘の夢はなかなかインパクトの強いのが多い。
以前は、「大きなカメが、(娘の)からだにビームして、その光みたいなのが入ったまま抜けない」という夢を見、それはほとんど現実と境がないほどのショックだったみたいでした。で、1ヶ月半くらい「まだカメのひかりが入っている」といい続けてたのですが、ある日「カメの光がなくなった。よかった」とうれしそうにしてました。
その話をきいたときは、マジで「この子だいじょうぶか?・・・」と思いましたよ。だってこちらは何日かおきに、「カメのビームが・・」と話をきかされるわけですし、それを肯定も否定もできないじゃないですか?「ビームでお腹は痛くなってない?」ときくのが精一杯です。


なにかそれぞれに意味のある夢なんでしょうけど、私は「夢は夢だ」と思っている夢のない人間(笑)なので、特にどうとは思っていません。
私の場合は、寝ているときの物理的刺激(足がなにかにぶつかっている、とか顔になにかがかかっている、とか)がそのまま、夢に影響していることが相当多いので、あまり夢に深い意味はなさそうです(爆)。・・・これはあくまでも「私の場合」なのであり、夢に精神のなにかが反映・投影されるというのは自明のことであります。


そういう私がいうのもなんですけど「歯がぬける」という夢はよくある夢だそうで、私もある時期までは、バカの一つ覚えみたいにみてました。
その夢がどういう意味づけなのかはあまり興味はありませんけど、「歯が抜ける」という体験の強烈さを語っているのは確かだと思いますね。
ただ抜けるものが「乳歯」なのと「永久歯」なのではエライ違い。娘は「どんな歯が生えてくるかな」とそれはそれは楽しみにしてます。
われわれは、抜けたら生えてきませんからね・・・
今はまったく「歯のぬける夢」をみないということは、これはもうある年齢以上のものにはシャレにならない夢だからかもしれません。



チェロコンチェルト

2008年07月12日 23時08分15秒 | 室内楽
チェロの初あわせに行ってきました。

今回は、友人でも知り合いでもない、依頼を受けた相手なので、どうなることかとちょっとだけ心配。
中学生の男の子で、4月に彼の演奏を聴いているはずなのですけど、自分が伴奏した直後のプログラムだったせいもあって、実はあまり記憶になく・・・(すみません)

彼のお宅は私のうちからはそう遠くないのですが、ダイレクトに行ける手段がなかったので、あちらの最寄の駅まで迎えに来てもらいました。
ナチュラルな感じでとても雰囲気のいいきれいなお母様。ピアノの先生と伺っていたので、「・・・え・・なんでシロウトの私が伴奏・・ドキドキ・・」と思っていたのですけど、車の中ですでに共通の知人の話題で意気投合。

昨年まではお母様が伴奏もされていたようなのですが、中3になってからはレッスン室にも入らず、息子さん本人が自立して頑張っておられるようで、今日の合わせにも立ち会われませんでした。
ただ録音の時は入って来られましたけど・・・。

この録音なんですけど、行きの車のなかで「今日録音してもいいですか?」といわれ、練習の録音かピアノ伴奏を単独で録音するかのどちらかだろうと思った私は、「ハイ、いいですよ」と応えたのですが、これが実は、予選エントリーのためのテープ審査用録音(爆)。
「本番は8月だし、今日は初合わせだから」と、そこまでつっこんで練習していなかった私はちょっと焦りました。・・が、しかたありません。

3ヶ所ほどひっかけてしまい、私としてはもう1テイクしたかったのですが、チェロのO君が「これでいい」というので、「まあ、チェロ部分は問題ないし、いいか」とあきらめ(?)ました。

曲はカバレフスキーのコンチェルト(1番の1楽章)です。
この曲を全然知らなかった私は、「苦しい時のNAXOS頼み」で安いCDを手に入れ聴いてみたのですが、なかなかいい曲。
リズムのキレあり、変拍子あり、強弱の幅も大きいし、伴奏部分(オーケストラパート)もかなり弾きがいがあります。私の今一番やりたいことは、コンチェルトの伴奏なので、これは願ったりかなったりです。
あらかじめO君には、どれくらいの速さで弾いているのかテンポをきいていましたが、ほんとにこの速さで落とすとこなく弾けるのかな・・と半信半疑でした。技術的にかなり難しそうなところがあったもので。
ところが、テンポを落とすどころか、難しそうなところで加速してましたよ。リズムのキレもいいし、若いっていいなあ、とほれぼれしましたねえ。
それと、この曲、ちょっとどこか鬱屈した雰囲気(ロシアっぽいとかソ連っぽいとも言えるのでしょうが)が漂っているのですけど、それがこの年齢くらいの男の子の、出口を探してぐるぐるしているようなエネルギーの感じと相俟って、独特の音となって出てきます。
・・・いやあ、私、枯れちゃったなあ(爆)と思いましたね。この伴奏をつとめるにはもうちょっと微熱のような音がほしいです。それも更年期ののぼせではなくて、身体の芯に何かを抱えていてなんとかしてくれ~みたいな、ね。
80歳くらいになっても、若い演奏家たちと年齢不詳の(笑)みずみずしいアンサンブルをしていたルービンシュタインって、やっぱりすごい人だとあらためて思いました。


ところでO君のお母様、実は私と似たような経歴ののちにピアノの先生になられたようで、そのあたりの話もはずみ、実に楽しい時間となりました。
これから暑い季節ですしコンクール続きですけど、いい夏になるといいな、と思っております。





ピアノがらみの身体の故障

2008年07月10日 23時59分45秒 | ピアノ
今日の夕方、友人からメールがきました。
「(ピアノを弾いて)左手の小指が痛くなり、だんだん腫れてきたような気がします」

偶然にも、私も今日は右手の小指が痛くなり冷やしていたところでした。
たぶん、友人も私も同じような練習で痛めたんだと思います・・・おそらくは連続のオクターブか和音。
私の弾いている「イゾルデ」はオクターブ&和音が多く、かなり手に負担がかかります。なので、長時間練習するときは、間にクールダウンできるような曲(あまり手を広げず指先の細かい運動が主な曲など)をゆっくり練習したりするのですが、今日は没頭していたのと、ここ3日ばかりろくに練習ができず手がなまっていたせいもあってか、ちょっと負担をかけすぎてしまいました。
これは比較的よくある故障です。でも、これが悪化するとしばらく弾けなくなることも珍しくないので、気をつけなければいけません。

ちょっと前までよくあった故障は、腕がつったようになって指も動かなくなる、というものでした。
10何年ブランクがあったところに、張り切って大きな曲(速い曲)を弾くものだから、相当ムリがきました。脱力もできないまま、ひたすら練習すればうまくなるという勘違いを起こし、腕の筋肉はパンパンになりました。
これは最近はないです・・というより、こんな状態になるような力の使い方ではろくな音は出ないので、改善に努めました。
それから、ツメが割れたこともあります。これも妙なフォームで弾いていたから起こったことなので、以後気をつけています。

手腕以外では、足裏が痛くなる、というのがありました。
これは、右ペダルです。ぺダルのタイミングのまずさは悩みの種なのですが、なんとか細かい操作をやってみようと何時間も続けて練習すると、ツリます。・・・で、足裏がペダルの形に凹みます(爆)。

これもおそらく、ブランクなく子どものころからコンスタントに毎日何時間か弾き続けていれば起こらない故障なのだろうとは思うのですが、40前後でいきなり根つめてやりだすと、身体にきます。

あとはですね、ピアノを再開したらあっという間に指輪が入らなくなり、結婚指輪はできなくなったとか、
半袖の袖口がちょっと絞ってある服は腕がきつくて入らなくなったとか。
それは単に太っただけなんでは?・・といわれると困るのですけど、部位が限定されていることなので、多少はピアノがらみだと思われます。

逆に、これだけの熱心さでもって腹筋でも鍛えたならば、今頃はなかなかシマッタ体になっていたかもしれないと思えなくもないです。


50肩(?)は相変わらずなんですけど、子どもに練習させる必要上、毎日バイオリンを構えなければならないことが逆に背筋(?)を鍛えているのか、そこまでつらくはなくなってきました。
・・今では、しばらくはバイオリンはさんだまま立ってられます。「こんな不自然な姿勢、信じられない!!」と言ってましたけど、そこまで思わなくなってきました。


やっぱりなにごとも身体が資本です。
ブランクと年齢に応じたメニューを考えて、無理なく筋力等をつけていきたいものだと思います。


催眠音楽は媚薬?

2008年07月10日 01時07分34秒 | 見る・読む
月曜の夜テレビをたまたまつけたら、あまりにたまたま過ぎる内容でした。

作家島田雅彦氏がオペラを語るという内容で、この番組の存在そのものを私は実は知らず、テレビ欄になんだか「ワグナーのなんたら・・」みたいなことが書いてあったので、ちょっとつけてみたのですが・・・・

最初にワグナーの「楽劇」の説明があり、それに続いて島田氏が
「ワグナー(の楽劇)は、なぜかだるくなり、眠くなり、情緒的になり、退廃的になり、最終的には心を病んだりしてしまうのですが・・・・・この要素のすべてが盛り込まれているのが<トリスタンとイゾルデ>です」と言われましたよ。
・・ええ、もう大爆笑。
それに続き
「私は<トリスタンとイゾルデ>を何回か観ていますが、一度として最後まで目覚めていたためしがないです。・・・これはワグナー自身も認めていることですが、彼の音楽には極上の催眠効果があります」と。
・・私、<トリスタンとイゾルデ>はDVDでしか観たことがありませんが、一度として眠気が襲わなかったことはありません(笑)
さらに島田氏
「たとえところどころ眠ってしまったとしても、物語の進行にあまり影響はありません。舞台上には動きはありませんし、メロディーはまた同じものがめぐってきます」
・・ええっとたしか島田氏、指揮の大野氏とお友達だったと記憶してますけど、すべてを解釈し暗譜しているような演奏家を前にして寝てしまっている?(爆)
それはともかく、私もDVDを鑑賞していて、トリスタンの長い長い40分あまりの独唱部分で眠ってしまい、しばし熟睡して起きたら、また似たようなメロディーを歌ってた(殴)ということがあり、実はこの部分は歌手にとってはまさに難所中の難所なのだということを後で知り、ほんとに申し訳ない気持ちになったことがあります。

島田氏によると、
「ワグナーの音楽は、レム睡眠で聴いているような夢うつつ状態、水中にもぐったときのような曖昧模糊としたところがある・・それは、音がたわみ、水の屈折によってゆがみ、青ざめ、感覚があいまいになるという感じであり、浮遊感がある。
陸上でははっきりとした輪郭を持ち、社会的に生き、シラフを保っている私たちが、音楽によって無意識の世界に誘われ、自らの無意識の世界をのぞきに行くような体験である。
ワグナーの頃はまだ無意識は発見されていなかったし、人々は無意識をおそれていたかもしれない。セオリーとして確立される以前の<無意識>に人々をいざなっていた音楽とは・・これは毒である。毒も微量なら薬なのだが、これ(ワグナーの音楽)は、長く分厚い毒なんですね」
最後の<長く分厚い毒なんですね>のところで、島田氏うれしそうにニヤっとされ
ましたよ・・・・まさに、お好きな方にはタマラナイ。


ところで、昨日ある方がうちに遊びにきてくださって、私いろいろお話をきいたのですが、
その方によると・・・
あるピアノの先生がですね、内声の複雑な曲を超スローで生徒に弾くよう言われるのだそうです。しかも、ダラダラと続く内声(ほぼ同じパターンで続く内声です)を最後まで息を続けて弾くように!と。ダラダラの内声の一音一音を葬列かなんかのローソクに喩えて話されるのだそうですが、一つ一つはゆらめいているけど離れてみたらツーと線になってみえるように弾きなさい、ということらしいです。
・・・これは、まことに高度な要求だと思うのですけれど、そう弾けたらすごいだろうな、と思いましたね。繰り返される、一見パターン化されたものの表現というのは大変難しいですけど、これは一方で催眠効果を醸し、一方で深い世界へのいざないともなる。<トリスタンとイゾルデ>の場合は、これにさらに半音の表現がからみ、また独特の効果を生んでいます。・・・このあたりが「退廃的になり、最終的には心を病んだりする」ものと無縁でもないかもしれませんが。



ところで、島田氏のこのシリーズ、次の次の回は、リヒャルト=シュトラウスの「ばらの騎士」&ショスタコーヴィッチの「ムツェンスク郡のマクベス夫人」という、これまたなかなかマニアックな内容のようです。


七夕さま

2008年07月07日 04時05分27秒 | 家族・友人等
風邪が流行っているようですが、私も咳をさせていただいてます。
咳は咳をよんで、ロクでもないことになりがちなので、なんとかしたいと思ってます。

ところで昨日日曜は、幼稚園の参観。
毎年七夕の直前の日曜は、親子で七夕かざりを作ることになっています。
貝とか四角つなぎを先生から教わり、あとは親子で適当にやります。
主人はタコウィンナー風(?)のお星さま、私はクモの巣(・・にしか見えん)などを。
娘は帰ってきてから、彦星さんと織姫さんを作って、天の川にのせてました。
息子は参観には行かず、その間、自宅で惰眠をむさぼっていたようですが、私たちが持ち帰った七夕かざりを見て「<期末テストがうまくいきますように!>って短冊書こうかなあ」とぬかしておりました(殴)。



ところで、さきほどまで私、夢を見ていました。
バイオリンの弦を巻くと、そのたびに「ブチっ」と切れて、弦がビヨーンと顔に掛かる夢。
・・・・・・この七夕かざり、とりあえず寝室においてあるのですけど、これが私の顔にかかっては払い、払っては目が覚めてしまったのでした・・・・



バッハのお名前

2008年07月04日 21時55分41秒 | 家族・友人等
息子は来週の火曜から期末試験です。

それに先立った本日、なぜか音楽のテストが返却されました。
息子によると、テスト期間中じゃないから、模試というか予告編くらいのつもりで受けたら、これが本チャンのテストだったらしく、結果は赤点(本人の名誉のために伏せてやろうと思ったのですが、本人が書いてくれという)。

・・・・ヲイ・・・・

「答案用紙見せなさいっ!音楽なんか勉強してなかったから赤点という教科じゃないでしょう!」
・・・ほんとかウソか、答案用紙は学校に置いてきたらしい。
「ならば、内容をいいなさいっ!」

息子「・・えっと、まず校歌の歌詞の順番を書くのがあって、これの配点が高くて」
私 「はい、校歌はちゃんと覚えましょう!」
息子「ほかには、音を答えるのがあったんだけど、ト音記号だけと思ってたら、途中でへ音記号に変わっていて・・」
私 「テストらしいテストです。ちゃんと見るように」
息子「フーガとは何かを答えるのがあって、<多声>というのが抜けたから、減点」
私 「そんな問題が出るということは、鑑賞で何か聴いたね?何を聴いた?」
息子「小フーガト短調」
私 「♪ソーレーシーラ、ソシラソファラレ・・というやつだね。その時にいろいろ説明があったのでは?」
息子「みんな ・・・♪あーなーたーの かみの毛ありますか、って大合唱してた」
主人「・・・(爆)バッハはカツラかもしれんが、髪の毛あっただろうに。ほかの問題は?」
息子「バッハの名前を答えるやつ。J.S.バッハのJ.S.はなにかと?」
私 「で、なんと?」
息子「ジョナサン・スイフト・バッハって書いた。あまり考えずにさらさらと・・」
私&主人「・・・おもしろすぎ!ガリバーか、バッハは?!・・名前の前半イギリス人入ってるし」
息子「だって・・なんでJなのにヨハン?」
私 「バッハは何ジンですかっ?ドイツ語ではJはジェイじゃないのよ。ブラームスだってヨハネスでしょ」
主人「ところでモーツァルトの名前はなんだ?」
息子「アマデウス・・・ヴォルフガング・アマデウス・・」
主人「・・・で、なんでバッハがジョナサン・スイフト・・(大泣)」


・・・・もう、頼むよ・・・・
クラシックに縁遠い家庭環境で育つと、こういうことになるようです(逃)。




基本の「き」

2008年07月04日 16時58分39秒 | ピアノ
今日、講評を持ってM先生のところにお邪魔しました。
(ちなみに私のブログに出てくるイニシャルはMばかり・・楽器店のMちゃん、チェロのM先生、中学生ピアニストMちゃん、若いピアニストさんのMさん・・・このM先生はピアノの先生です)


暗譜があぶなかったとか、弾けてないところがあるという場合でない、ある程度仕上げた曲の継続およびステップアップというのは、実は結構やっかいなことです。
まずは・・・飽きる
次に・・・・緊張がゆるむ
最後に・・・期間限定の手直しは難しい

以上の理由から、予選より本選さらにその先のデキが悪くなるというのは、まことによくある話です。
私はとりあえず「飽きて」はいませんが、「緊張」はいったんはゆるめてます。
「手直し」についてなんですけど、講評に書かれたことで「ほいっ」と直せるようなことはありません。
今回は録音もしてない・・と思ってたら、もつべきものは友(笑)。聴きにきてくれた友人が会場で録音してくれてまして、テンポや強弱の見直しに多いに役立ちました。

本選は「表現力」や「音(質・色)」のレベルになるので(予選でもそうだったかもしれませんが)、むこう1ヶ月と少しくらいでなんとかなるようなものでもないですが、現段階のレベルの維持とプラスαくらいはやっておきたいところです。

先日弾きながら思ったのは、「ハマらない音がある」ということ。今回は速い曲ではないので、速さについていけずに音がかするということはありませんが、オクターブが大変多いし、音域も広い、しかも息の長いレガートが多い。動きの多い曲よりやっかいな点もあります。そういう点の多少の改善を目指していろいろとご指南いただきました。

簡単にいうと、手や指の移動を速くし、鍵盤の上できちんと構えてから打鍵する。
これはテンポ的には可能な曲なので、この際できるところまでやってみようと思っています。レガートなどはこれプラスのテクニックも必要となりますが。
今、毎日毎日、子どもたちがバイオリンで「左手の指をきちんと置いてから弓を動かす」ばかりやってて、「難しい!」と悲鳴をあげてますが、あれのピアノ版みたいなもんですね。構えて(作ってから)音をだす。打鍵する前にどんな音を出すかをきちんと決定しておく、ということになりますか。
現在私も、毎日なんらかの形でバイオリンに触らざるを得ない状況なのですが(弾けなくても、子どもには教えなくてはいけないですから・・・汗)、楽器は違えど、音を出すという行為における共通点がいかに多いかを痛感する毎日です。

・・・・ただ、私がバイオリンこすっていると、「おお、鳴らないもんなんだなあ」と言いつつうれしそ~うに見守るダンナがいまして、これは大いにムカつくところですが・・・・



よい子は・・・

2008年07月02日 23時07分11秒 | 家族・友人等
日曜の午前、バイオリンの帰り道、いきなり息子がいいました。

「ねえ、ワルガキポスト、ってなに?」

・・・・は?・・

「えっと、ワルガキじゃなくて、ラクガキっていうよね」

・・・息子、中学一年、それってマジで言うとるのではあるまいな?

いいですか、あなたの言うところの「ワルガキ」は「悪書」と書いて、「あくしょ」と読みますっ!
健全な青少年が読んではいけない本のことです。
「落書き」でもありません。まして、「悪いガキ」のことでもありません。


・・・・ゼーゼー・・・・