~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

バッハのお名前

2008年07月04日 21時55分41秒 | 家族・友人等
息子は来週の火曜から期末試験です。

それに先立った本日、なぜか音楽のテストが返却されました。
息子によると、テスト期間中じゃないから、模試というか予告編くらいのつもりで受けたら、これが本チャンのテストだったらしく、結果は赤点(本人の名誉のために伏せてやろうと思ったのですが、本人が書いてくれという)。

・・・・ヲイ・・・・

「答案用紙見せなさいっ!音楽なんか勉強してなかったから赤点という教科じゃないでしょう!」
・・・ほんとかウソか、答案用紙は学校に置いてきたらしい。
「ならば、内容をいいなさいっ!」

息子「・・えっと、まず校歌の歌詞の順番を書くのがあって、これの配点が高くて」
私 「はい、校歌はちゃんと覚えましょう!」
息子「ほかには、音を答えるのがあったんだけど、ト音記号だけと思ってたら、途中でへ音記号に変わっていて・・」
私 「テストらしいテストです。ちゃんと見るように」
息子「フーガとは何かを答えるのがあって、<多声>というのが抜けたから、減点」
私 「そんな問題が出るということは、鑑賞で何か聴いたね?何を聴いた?」
息子「小フーガト短調」
私 「♪ソーレーシーラ、ソシラソファラレ・・というやつだね。その時にいろいろ説明があったのでは?」
息子「みんな ・・・♪あーなーたーの かみの毛ありますか、って大合唱してた」
主人「・・・(爆)バッハはカツラかもしれんが、髪の毛あっただろうに。ほかの問題は?」
息子「バッハの名前を答えるやつ。J.S.バッハのJ.S.はなにかと?」
私 「で、なんと?」
息子「ジョナサン・スイフト・バッハって書いた。あまり考えずにさらさらと・・」
私&主人「・・・おもしろすぎ!ガリバーか、バッハは?!・・名前の前半イギリス人入ってるし」
息子「だって・・なんでJなのにヨハン?」
私 「バッハは何ジンですかっ?ドイツ語ではJはジェイじゃないのよ。ブラームスだってヨハネスでしょ」
主人「ところでモーツァルトの名前はなんだ?」
息子「アマデウス・・・ヴォルフガング・アマデウス・・」
主人「・・・で、なんでバッハがジョナサン・スイフト・・(大泣)」


・・・・もう、頼むよ・・・・
クラシックに縁遠い家庭環境で育つと、こういうことになるようです(逃)。




基本の「き」

2008年07月04日 16時58分39秒 | ピアノ
今日、講評を持ってM先生のところにお邪魔しました。
(ちなみに私のブログに出てくるイニシャルはMばかり・・楽器店のMちゃん、チェロのM先生、中学生ピアニストMちゃん、若いピアニストさんのMさん・・・このM先生はピアノの先生です)


暗譜があぶなかったとか、弾けてないところがあるという場合でない、ある程度仕上げた曲の継続およびステップアップというのは、実は結構やっかいなことです。
まずは・・・飽きる
次に・・・・緊張がゆるむ
最後に・・・期間限定の手直しは難しい

以上の理由から、予選より本選さらにその先のデキが悪くなるというのは、まことによくある話です。
私はとりあえず「飽きて」はいませんが、「緊張」はいったんはゆるめてます。
「手直し」についてなんですけど、講評に書かれたことで「ほいっ」と直せるようなことはありません。
今回は録音もしてない・・と思ってたら、もつべきものは友(笑)。聴きにきてくれた友人が会場で録音してくれてまして、テンポや強弱の見直しに多いに役立ちました。

本選は「表現力」や「音(質・色)」のレベルになるので(予選でもそうだったかもしれませんが)、むこう1ヶ月と少しくらいでなんとかなるようなものでもないですが、現段階のレベルの維持とプラスαくらいはやっておきたいところです。

先日弾きながら思ったのは、「ハマらない音がある」ということ。今回は速い曲ではないので、速さについていけずに音がかするということはありませんが、オクターブが大変多いし、音域も広い、しかも息の長いレガートが多い。動きの多い曲よりやっかいな点もあります。そういう点の多少の改善を目指していろいろとご指南いただきました。

簡単にいうと、手や指の移動を速くし、鍵盤の上できちんと構えてから打鍵する。
これはテンポ的には可能な曲なので、この際できるところまでやってみようと思っています。レガートなどはこれプラスのテクニックも必要となりますが。
今、毎日毎日、子どもたちがバイオリンで「左手の指をきちんと置いてから弓を動かす」ばかりやってて、「難しい!」と悲鳴をあげてますが、あれのピアノ版みたいなもんですね。構えて(作ってから)音をだす。打鍵する前にどんな音を出すかをきちんと決定しておく、ということになりますか。
現在私も、毎日なんらかの形でバイオリンに触らざるを得ない状況なのですが(弾けなくても、子どもには教えなくてはいけないですから・・・汗)、楽器は違えど、音を出すという行為における共通点がいかに多いかを痛感する毎日です。

・・・・ただ、私がバイオリンこすっていると、「おお、鳴らないもんなんだなあ」と言いつつうれしそ~うに見守るダンナがいまして、これは大いにムカつくところですが・・・・