↑ 別に黒ミサとかやってるわけではありません(笑)。
ポジション的に思いっきり逆光になってしまいましたが、それはそれで、肖像権ほか問題なくてよかろうと・・・・(手前に思いっきりどこかのおじさんが映ってますけど)
中国ユース音楽コンクールの曲を中心にした、ペダル講座でした。
私自身はユースの曲を弾くわけでもなければ、子供の生徒がいるわけでもなく、まして自分の子供が弾くわけでもないのですが、
あらためて曲を眺めてみると、「・・・・ひ、弾けん・・・」というか、「子供の頃弾いたけれど、いかにも子供っぽいぺダリングが身体に浸み込んでいて、踏む&離すしかできない」という曲がずらずらっとあったもので、
ペダル講座を各地でされている師匠に相談し、せっかく開催するのなら、みなさんにもお声をかけてみようと思い、実現したのが今日の講座です。
会場の広さからしてほんとにちょうどいい人数、24人のお客様をお迎えしての会となりました。
曲は以下でした。
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モーツァルト:ソナタニ長調KV576(第1楽章)・・・・・・・・・・中国ユース中学生
ショパン:ワルツイ短調(遺作)・・・・・・・・・・・・・・・・中国ユース小学3&4年生
ショパン:マズルカOp.67-2・・・・・・・・・・・・・・・・・・ピティナC級(小6以下)
ショパン:ワルツヘ長調Op.34-3・・・・・・・・・・・・・・・・中国ユース小学5&6年生
ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調Op.66・・・・・・・・・・・・・・・・・中国ユース中学生
ショパン:バラード第3番変イ長調Op.47・・・・・・・・・・・・・・・中国ユース高校生
ドビュッシー:ゴリウォークのケークウォーク・・・・・・・・・・・中国ユース小学5&6年
ドビュッシー:アラベスク第2番・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中国ユース中学生
ドビュッシー:<ピアノのために>から「トッカータ」・・・・・・・・・・中国ユース高校生
リスト:<2つの演奏会用練習曲>より「森のざわめき」・・・・・・・・・中国ユース高校生
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基本的なこと、コンクール向けのこと以外に、コンサートピアニストとしての細かいニュアンスの実演も多く、あらためて、ペダルはピアニストの企業秘密(?)であると実感しました。
けれど、これをマネをすることは大変難しいことなので(つまり演奏者の手の技術レベル、および体全体との関連が深い)、明日から役立つというものでもないと思いますが、
2時間以上ペダルの踏み方を見せていただくことで、だんだんと、それは逆にどういう音を欲してのことなのか・・・ということがわかるようになってきたような気がします。
何年か前にもペダル講座が某所で開催され、その時はプロジェクターに大映しになったペダル操作がおもしろかったのですが、今日はピアノをぐるっと囲む形で、直に見聞きする状態でした。
以前の講座に比べると、操作しているペダルの状況を口頭で的確に説明されていて、大きいスクリーンがなくてもわかるようにしてくださったのかな・・と思いました。
ペダル操作は無意識の部分がけっこうあると思うので、説明するというのは難しいというか面倒なことなのだと思うのですけど、そのあたり、慣れてこられたようにも思いました(私が言うのもなんですけど)。
昼食後、1時半からは私自身の個人レッスン。
私がだらだらと長く弾いている間に、この曲を初回初見だった師匠が、あっという間に私の何年分を追い越し(当たり前ですけど)、
弾いてくださるのを聴いてても、「・・・やられた・・・・そうくるか・・・」と各所で思うように(笑)。
瞬間風速でなぎ倒されるとか圧倒されるとかいうのとはまた違う、なんというか・・・・・ジワジワくる・・・(汗)。なんでしょうね、このジワジワ・・・・開けてみたらもう一個、さらに一個扉があった、マジですか、みたいな。
レッスンが終わって、付近でうろうろしていたら、若いピアニストさんがガラス張りのサロンでいきなりショパンの10-1を弾き始められまして、
その速度が「おおお~」という感じだったので、耳をすませていたならば、なんとラフマニノフの3番のコンチェルトの途中からいきなり演奏。
これがまた尋常でない腕なもんで、そばにいって見ていたのですけど、スタイルのいいほっそりした方なのに、フロア中に鳴り響くような通る音で、すばらしく弾かれるわけです。
う~ん、すごい。今留学中でいらして、帰省されてるみたいですが、これから楽しみです。
またそのうち当ブログでもご紹介できると思います。
ほぼピアノ漬けの一日。これから夕飯の用意(笑)。