~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

いわゆる「お話」

2011年09月29日 17時13分00秒 | 雑感

先日、親子3人で、なにかの拍子に「惚れ薬」の話題になりました。(・・・・どんな親子だ・・・汗)

なんの拍子だったかちょっと思い出せないんですけど、こんな感じだったか・・・・。

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娘 「イゾルデって、トリスタンが死んだのを見て、剣も薬も使わずに死んだんだよ~、すごいよ。ロミオとジュリエットとは全然違う。」

息子「すごい気合だ。前向きな自殺だ」

・・・・・・・いやいや、ショックすぎて心臓止まったんでしょうけどね・・・・・

私 「そもそも、イゾルデとトリスタンって薬を飲み間違えて、ふたりとも死ぬはずだったのが、互いに好きになってしまったんだよね。トリスタンが死ぬ前あたりで薬の効力が切れて、お互い素に返ってしまい、イゾルデが『あんたなんか死んじゃえばいいのよ』とかなったら、それはそれで話まとまったかもしれないけど。」

息子「そういえば、<真夏の夜の夢>でも惚れ薬でてくるよね。」

私  「あ、そうか。惚れ薬、好きだね。外国のお話って(笑)」

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・・・・・なんともくだらないやりとりで、恐縮です。

なにかのきっかけで人が変わったようになる、というのは実に興味深い話でありまして、

子どもの頃読んだ話のなかでは<雪の女王>が強烈でした。

あまりにも強烈だったもので、目になにかが入ってチクッとすると、

「自分は悪い子どもに変身するんじゃないか」とちょっと心配になったりなんかしたこともありましたが(笑)。

こういう発想がさらに拡大すると、「なにかに取り憑かれてしまった」などという妄想みたいな世界に入ってしまうのでしょうけど。

いや、「憑き物」というのは、立派に研究されるジャンルだったりしますし、

「悪魔祓い」はオカルトではなく、ちゃんとした儀式として存在するようですので、

「妄想」などと言ってはいけないことなのかもしれません。

 

日本のお話では、惚れ薬や悪魔はどうなのかわかりませんけど、

「蛇」や「きつね」に憑かれた話はあったような気がします。

 

それにしても、古今東西のいわゆる「お話」というものはおもしろいですね~。