~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

こんな時だけ気が合う母娘

2011年09月02日 01時23分18秒 | その他音楽

二日前でしたか、娘とDVDを見ておりました。

・・・・・「ドン・ジョバン二」・・・・

別に私が見よう見ようと誘ったわけではないですよ。

モーツァルトの伝記やオペラ物語を「マンガ」で読みまくった彼女が、

ぜひ見たいというので、見せたまでです(汗)。

これがまたキケンなことに「あの<1003人>ってとこ(レポレロのカタログの歌)がすごいよね。どんだけ女に声かけとるん・・・・・」とわくわくしているわけです。

で、見始めたんですけどね、見ながら突っ込むこと限りなし。

「なんで、呼び止められたからってわざわざ騎士長と話して、しかも決闘するん?」とか、

「なんでおんなじこと何回も何回も歌っとるん?」とか、うるさいうるさい。

そして最後の地獄落ちの直前のところ、

「悔いあらためよ~、いやだ~、悔いあらためよ~、いやだ~」と字幕をアツく朗読。

そして、言うことが

「あ~、面白かった!!こんなに面白いのに、最初は評判悪かったなんてお客さん変だよ」と。

・・・・・・ちと教育間違ったかも・・・・(大汗)。

現象だけみると、たしかに母娘でオペラDVDを鑑賞なんてシャレてるのかもしれませんけど、キケンすぎる(笑)。

これでホンモノの舞台にはまったら・・・・・うちはもう破産です(泣)。

 

ところで、ピアノもバイオリンも練習は大っ嫌いな娘が、唯一うれしそうにのってくるのがこれ。

音楽しりとりというか、「似ている」ごっこ。

私が、これ↓(モーツァルトのレクイエムの6曲目)を弾いていたところ、

 

「それを聴くとどしてもこれ↓を思い出す」と、「世にも奇妙な物語」を弾き始め、

 

「でもこれを弾くとどうしてもこれを思い出すんだよね」と、なぜか「オペラ座の怪人(オープニング)をやりだしました。

 

ま、似ているといえば似ているかもしれませんが。。。。。。

というわけで、〆はこれ。


メンデルスゾーン

2011年09月02日 00時12分22秒 | 室内楽

夜、友人のレッスンのお伴で、メンデルスゾーンの「無言歌 作品109」を弾いてきました。

ピアノ曲の「無言歌集」は有名ですけど(50曲近く収録されています)、この曲はチェロ&ピアノ曲。

ゆったりとした部分にagitatoな部分がはさまれていて、いい曲です。

このゆったりとした部分が意外に難しいもので(私もつい何日か前に楽譜もらったばかりだったり・・)、

いったいどう弾けば・・・と思っていたのですが、

先生の模範演奏の伴奏をさせていただきましたならば、・・・・・・よーくわかりました。

「まずは添うてみよ」(笑)というわけですね。

 

 

さて、メンデルスゾーンのagitatoな感じの曲をふたつほど。

プレリュード(エチュード) 作品104第3番

この弦楽四重奏は、最愛の姉ファニーを突然の病で失い、レクイエムとして作曲されたそうです。

姉の訃報を耳にしたフェリックスは気を失い、その後「別人のような」雰囲気になったと・・・・。

姉の死より半年をまたずして自らも同じような症状で亡くなってしまいます。享年38歳。

第1楽章だけ貼っておりますが、全楽章ともなんとも凄い・・・・第3楽章もぜひお聴きくださいませ。