もしかしたら、どこのお子さんにも多少はその傾向はあるかもしれませんが、
うちの娘はとにかく、ピアノ・ヴァイオリンともに、新しい曲をもらったら、ちゃらちゃら~っと適当に譜読みをし、
適当に指使いやポジションや運弓を決め(・・・・いや「決め」てなくて気分で弾き)、
それをレッスンに持って行って注意されても、もはや直す気も直しようもなく、
とにかく何回も何回も何回も注意されても直らず、しかも機嫌がみるみる悪くなり(先生が・・・でなくて娘が)、
何週間たった揚句に、「・・・・もういいいや。次にいきましょう」となること多し(汗)。
譜読みの大切さについては、私自身はいやというほどわかっているのですが、わが子にしてこのザマ・・・・(泣)。
昨日も「譜読みはどうやっているのですか?」と先生にたずねられ、
「ほとんど一人でやって・・・しまって・・・ます・・・」みたいにお答えし、
それはほんとにほんとなのに、娘は
「ええ~?お母さんと一緒にやること多いよ~。ひとりではあまりやらない」と
答えたという・・・・他人のせいにせんでくれ~。
「練習の時、ちょっとでも指摘・注意するとキレるのは誰ですかっ?」と思わずアバレそうになりましたが、ぐっと我慢。
前回のレッスンから、なか4日で、新しくいただいた曲まで練習して行けなかった(行かなかった)こともあり、先生が譜読みにつきあわれました(汗)。
手をたたいて拍とりから・・ですね。いやもう、お世話かけます。
夏休みでもわかるとおり、娘と一緒に過ごす時間が長ければ長いほど、親子関係が荒れるので、
習い事もふだんはほとんど放置状態。まれに(ほんとにごくマレに)なにかのはずみで、1週間毎日みてやれたときは、
先生のレッスンではほとんど注意されることもないくらい、スルーといくので、
なんとかそうしたい思いは山々なんですけど、そういうこと自体、あまりにもマレで、逆に「なんか悪いことが起きるんじゃないか・・」と心配になるくらいの事件。
授業やレッスンであまりにもグタグタな子について、先生方は「いったい親はなにやってるんだろう?」と不思議に思われると思うのですが、
正直、・・・・・なにもやってません。
私自身の本音は「そういう子はなにも習いに行く必要はないんじゃないか・・」ということで、
うちも実際、先生にはそう思われているような気がしてならないんですが(大汗)、
こればっかりは、先々どうなるかわからないもんでして・・・・。
(・・・・こっそり言いますと・・・・)
息子のほうは、ピアノについては、娘以上にいやいやで、練習時間なんか一週間で1時間あるかないか(たぶんなかったと思います)。でも娘と違って、反抗的ではなく、むしろ礼儀正しい生徒でしたので、先生にはかわいがられてました。
彼は譜読みが非常に苦手で、短い曲1曲でも一音一音ひーひー言いながら読んでいて、それが相当苦痛なようでした。
4年生の2月くらいで、ピアノをやめたときはけっこううれしそうで、塾のほうにはちゃんと行き始めたので、その時点ではピアノよりたぶん勉強のほうがマシだったんじゃないでしょうか。
ところが、中学以降、楽器三昧というか(どれもきちんとやっているわけではないですが)、あれもこれも手を出し始め、
この時点では、どう考えても、勉強より音楽がマシになったようで(笑)、
そうなると、幼児期にいやいやでも、ダメダメでも、ほんのちょっとピアノをやっていたというのは、信じられないくらいタメになりました。
なにがどう転ぶかわからない・・・・・
私個人は、信じられないくらいよく弾けるお子さん方とのつながりが多く(生徒とかなんとかではなく、ほんとに単なる知り合い)、
世の中にはすごい才能が満ち溢れているのだな~と常々感心しているのですけど、
「やめそうでやめない」「やめたくてもやめるきっかけがない」レベルの子でも(つまりわが子ですけど・・汗)、
何年か続けてきた・・・ということだけで、なにか得るものはあるわけです。
・・・・というグダグダな親なんですけど、ひとつだけ息子にも娘にも心がけてきたことがあります。
それは「発表会では(自分なりのレベルで)最高に弾く」ということ。
世間体とかなんとかそういうことではなくて、こういう成功体験が非常に大事だと私は信じているので、
これについてのバックアップは惜しみません。己を殺してでも(笑)、辛抱強く付き合います。
・・・・・・だって1年にたった1回だけですから(逃)・・・・・