大隅です
最近滅多に会社に来ない会長である父が、今日久しぶりに会社へ。
「こないだは白浜おおきにな。気持ちだけやけどな」と言って私に箱を手渡す。
「何?」
「まあ開けてみ」
包装紙を開けると、松茸と書かれた箱が。
あまり見たことも無い大きな松茸が大量に。
「わざわざ持って来てくれたん? 高かったんやろ。あんまり気使わんといてな。ありがとう」
と言いながらも、父の気持ちがありがたくて身に染みる。
来月11月6日に誕生日を迎える社員にお小遣いも一緒に持って来たようだ。
「誕生日の日には会社に来れんかも知れんのでな。今日渡しとくわ。ちょっと早いけど、おめでとう」
社員の誕生日を誰一人として忘れず、その日だけ社員に届けに会社に来る。
私より社員を愛している父を見て、自分はまだまだなあと感じてしまう。
父のさりげない気遣いに、人としての凄さを学ぶ瞬間である。
そんな85才になった父に、いつまでも元気で長生きして欲しいと強く思う