大隅です
京都で国産牛ステーキ丼専門店「佰食屋」を経営する株式会社minitts代表取締役の中村朱美さん
16もの賞を受賞できた理由と、100食限定販売に至るルーツを知りたくて、先日講演会に参加しました。
テーマは「時代と共に変化する中小企業経営 ~働き方改革と利益の両立~ 」
営業時間は午前11時~午後2時半までの3時間半、1日100食限定、完売と同時に閉店。
ガイアの夜明けなど、数々のメディアにも取り上げられているようだ
はHP とてもシンプル
店内は10坪程、お客様が10人も入れば満員のようだ 店舗にリスクを持たさないとのこと
メニューもシンプルで、A・B・Cの3種類のみ
すべてにシンプルなビジネスモデルを追及しているようだ。
メリットは下記の3つ。
1.フードロスゼロ⇒毎日の材料仕入量が一定。なので在庫管理の手間要らずで毎月の仕入れ先からの請求書も定額。
2.利益が最大⇒1日100食をスタッフ5人で回すので、無駄なく利益は最大。100食に対しての適正スタッフ数は5人。
3.早く帰れる⇒午後2時半閉店の後、早く帰って好きなことができる。ワークライフバランスを追求
全体の売上高に占める比率は、材料の原価率は全体の50%、人件費は30%、後は家賃と雑費のみ。
このような形態に至ったのは、そのお店で働く人が、こんな環境で毎日働けたらいいなあとの思いを追及して、
できあがったとのこと。
ただ飲食業には特に逆風だったコロナの影響により、4店舗の内、2店舗を閉鎖しなければいけない状況になり、
経営者として相当厳しい経験もしただろうと思う
しかし講演会の最後の中村さんの言葉は、非常に力強いものだった。
「私たちは仕事をするために生れて来たのではない。人生を豊かにするために生れて来た。
そして、当たり前のことを誰よりも早く沢山やる。それだけ」
働き方改革と利益の両立ができて初めて、豊かな人生を歩める訳である
私の会社でも働き方改革により、遅くまで仕事をするのではなく、時間内で仕事を終え、利益も両立させる。
社員には、そんなより豊かな人生を存分に味わってもらいたい
講演会数は年間120回と聞いた 早口で喋りながらも聞き取りやすく、内容濃く心に響いた。流石だ
起業後10年でこんな歩みをされて来た37才の中村朱美さんの話は、経営者の私に取って有意義な90分間でした。