こんにちは、大隅です。
私は根っからの阪神ファンです。
野球を観戦しながら、経営者という役職柄、監督はどう采配しながら勝ちにつなげる
かという視点で野球を見てしまいます。
巨人との頂上決戦で3連敗した後に、何をどう思ったのか和田監督はマートンに
代えて鳥谷を4番に据えました。
鳥谷は守備は超一流で四球を選びよく出塁するものの、打率は平凡で長打も
あまりなくチャンスに凡退しても悔しさも見せずにベンチに引き上げる姿に、
もう少しチームのキャプテンとして悔しさや気迫をみせてくれよと思っておりました。
しかし4番に座ってから打率は3割を超えてチャンスにも強く、四球を選んで出塁
するよりも、打ってランナーを帰す積極性と勝負強さを兼ね備えるようなったように
思います。
和田監督は、チームのキャプテンである鳥谷選手に名実共に柱になってチームを
引っ張って欲しいという期待感も大きかったのでしょう。
巨人に肝心なところでいつも連敗してしまう弱いチームをなんとか変えたいという思いが、
思いもよらない思い切った決断につながったのかと思います。
誰がどうみても4番タイプではないという先入観がじゃまをすると、改革はできなかった
のかもしれません。
役職やポジションでその人間の意識が変わり大きく変身するという話をよく耳にしますが、
まさにその素晴らしい良い例を見させて頂いたと同時に学ばせてもらいました。
素質のある一流選手を生かすも殺すも、監督のその選手の資質を見抜く力と采配に
よるということでしょうか。
ただあれだけたくさんの貯金があり首位を独走している巨人の中で、沢村投手が今季
4勝9敗と苦しんで結果が出ていないのも不思議である。
次は、彼の勝てない理由の分析をしようと思います。