大隅です
今日で2月も終わりです。非常に早い
この調子で、あっという間に3月も終わってしまうのでしょう
そして、台風のように急に噴出したコロナウイルス
12年前のリーマンショックのようにじわじわと私たちの業界や私の会社にも
大きな影響が出て、これから荒波が押し寄せるように思えてなりません
しかし必要以上に過剰になり、不安を自ら掻き立てることだけは避けたいものです
今回もまた長文になります
学校は臨時休校、ディズニーランドやUSJもまさかの営業自粛の突然の休園。
もちろんホテルや旅館、旅行会社、その施設で営業しているテナントで働く人々
当然人の流れや物の動きが止まってしまうと、景気が悪くなり経済もおかしくなります
そうなるとウイルスの恐怖もそうですが、私は景気や経済の落ち込みの方が心配になります。
我々の業界も入札会やオークションといった行事が中止という事態も発生し始めました。
やむを得ないとも思いますが、何もかもが右に倣えで中止・キャンセルになるとどうなるでしょう
安全・健康・衛生面を配慮し、苦渋の決断ですが中止となりましたとの案内文付きの中止メールが届きます。
しかし、我々は経営者である以上、社員の安全や健康も守らなければなりませんが、
日々安定した業績を上げ健全な会社経営をして社員の生活も守らねばなりません。
何かあってからでは遅いので中止、もわかりますが、過剰なことには賛成しかねます
実は私の会社はここ数年、秋の社員旅行とは別で、毎冬1泊2日かに三昧ツアーを実施しています。
会社からバス1台をチャーターして、兵庫県香住町においしいかにを社員全員で食す
社員もとても楽しみにしており、特に私は夜の宴会時に社員が楽しそうにしている様を見るのが、
何とも言えずうれしくてたまりません
旅行が再来週に迫り、一応社員に旅行に行く意思確認を今朝しました。
すると、なんと半数の社員が、こんな時期なので延期したいとの回答でした
かには冬場だけのシーズンものですから、延期=中止になります
ここ数日の報道等で不安感が大きくなり過敏に反応したのでしょうか
私の考えで、
会社集合出発→お土産さんにも寄らず→旅館直行(もちろんバスは貸し切りチャーター)
→個室にて宴会→翌朝朝食後→会社へ直帰→解散
これならどうか しかし 社員の答えはそれでもノー 苦渋の決断でしたが中止になりました。
もし旅先でウイルスでももらい、自分の子供に移してしまったら。
不安になる気持ちもよくわかります
しかしそうなると、経営者としてどうしても頭に浮かぶことがあります
去年から予約していた旅行会社やバス会社、そして宿泊する旅館
上記すべての施設で、キャンセルにより仕事がなくなり収入減
同じ商売を営んでいる者として、気の毒でなりません。とても心配です。
もし逆の立場だったらどうなんだ
電話が鳴ると、またキャンセルと心臓が締め付けられる思いでしょう
自分事のように考えてしまい、 身を切られる思いです。
かに専門の旅館や業者は3月末までが勝負なので、書き入れ時です。
その時期にキャンセルが重なると 考えただけでも恐ろしくなります。
社員の健康や安全面を考えるとキャンセルが無難で妥当ですが、大都会の人ごみの中に
行くのではなく、日本海側の田舎町(と言えば語弊があるかもしれません)なので、
しかもどこにウイルスが飛んでいるのかもわからないのに、過剰な不安感を理由に
中止するのはどうなのかと、かなり自問自答しました。
それでは行きたい者だけで行くのはどうかと言いましたが、行くなら全員で行かなければ
意味がないとのこと
あくまで社員旅行なので社員の意思を尊重し、今年のかに三昧旅行は中止となってしまいました
とても残念です