JR北海道は13日、雪まつり期間中の利用状況を発表しました。
→ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20230213_KO_sapporo_snow_fes.pdf
JRの利用状況を見る前に、今年の雪まつりの来場者を見てみます。
今年の雪まつりは3年ぶりの会場開催となり、実行委員会では来場者は175万と発表しています。
これはコロナの影響がなかった2019年の273万人に比べ約74%の来場者数となっています。
雪まつりは毎回200万人以上の来場者があるのが当たり前でしたが、
それでも今年はつどーむ会場がなかった割には健闘したと思うよ。
JR北海道の利用状況に戻ります。
都市間輸送の主要3区間(函館、旭川、釧路各方面)の実績は2019年比では70%前後でした。
これは雪まつりの来場者数の減り方と比べほぼ同等となっています。
ちなみに北海道新幹線の輸送実績は2019年比で63%で都市間輸送に比べやや見劣りしています。
また、新千歳空港駅の乗降人数は2019年比で92%で都市間輸送より好実績となっています。
ということで、新千歳空港を拠点とした全国各地との航空需要は順調に回復しているとみられます。
そして札幌と道内各地を結ぶ都市間輸送も回復基調にあるもののまだ道半ばに見える。
北海道新幹線はビジネスより観光需要が大きいと思いますが、こちらは力強さには欠ける。
北海道全体では観光需要は順調に回復していますがやはり道半ば。
それが今年の輸送実績から見える姿であり北海道の現在地であると思います。
インバウンドの本格的な回復が欠かせないのでしょうね。
※今年はアジア圏以外のインバウンドが増えたような気がする