昨日、千葉市のラーメン店の店内で暴れた客を店側が私人逮捕したと報じられました。
詳しくは報道を見ていただくとして、私人逮捕が報道にされるとは珍しいと思いました。
実は『逮捕』は警察の専売特許ではなく、法によると“何人でも(誰でも)”できるとされています。
現に目の前で犯罪が行われているとき、そこに都合よく警官がいるわけではありません。
その場合、その場にいたものが犯罪者を逮捕することができます。
もちろんその要件は厳密に決められており、どんな場合でもどんなことをしてもいいわけではない。
むやみに私人逮捕をすると監禁罪や暴行罪に問われることがあるのでご注意ください。
今回はラーメン店主がそこら辺を熟知しており、
逮捕容疑と私人逮捕する旨を犯人に述べたうえ逮捕に至っています。
また逮捕する際も体に直接触らないように拘束したと報道されています。
このように的確に私人逮捕できるなんぞ、なかなかできるものではない。
この方の経歴がどのようなものなのか、気になる。
よほど肝の据わった方とみえる。
普通の方はこのような的確な私人逮捕はなかなかできないと思うので、
安易に真似しないでくださいね。