奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

再びブラックアウトのとき

2018-12-08 07:10:39 | 北海道のこと
あるベテランホテルマンとお話ししたときにブラックアウトの話題になりました。

ホテルは停電すると当たり前ですが、普通のサービスはできません。
トイレもお風呂も使えず、食事の提供もできない。

客を受け入れたとしても暗い中ベッドで寝てもらうことしかできない。

ホテルの対応として一番簡単なのが閉館してしまうことですが、
それは客を慣れない土地に無責任に放り出してしまうことになります。

日本人なら言葉も通じるので何とかなるでしょうが、外国人客は大変だ。
何しろあのときは北海道の交通機関が止まり札幌から移動することができなかった。
札幌市内に避難所も開設されましたが、外国人客はその存在もわからない。

そのような中、ホテルとして客を受け入れるかどうかは非常に難しい判断になります。
そのホテルではサービスができないことを前提に客を受け入れたそうですが。

そこで、客をチェックアウトさせて閉館したホテルの話しになった。

気持ちはわかるよ、何かあっても責任とれないし。
ですが、ホテル業としてそれはどうか。

非常時に閉館するのは一番簡単だが無責任な対応、
ホテル業としてあまりに安易すぎる、と意見が一致した。

北海道はブラックアウトを経験しました。
そのとき、各業界ではそれぞれ特有ないろいろなことがあったのであろう。
細かい事情が伝わってこないことも多い。

今回はその一端をうかがい知ることができ、そしていろいろ考えさせられました。
私だったら、どうしただろうな…。
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