郷土資料館を覗いたことをきっかけに江別の街中を巡ってきました。
野幌や大麻ではなくて、JR江別駅近辺です。
奥深いよ、江別。
石狩川と支流の千歳川、それを囲む丘と原始林の後背地という恵まれた地形。
そこに川の幸と山の幸を求めて太古から人が住み、江別式土器という文化をもたらしました。
本州との交流もあり古墳まで作られている。
明治以降は屯田兵の入植があり江別村が誕生。
そして石狩川、千歳川の水運と江別駅の結節点として市街地が発展し、
さらに大消費地である札幌が近いという地の利からレンガ産業も発生した。
その頃の名残が江別駅前の旧北陸銀行であり倉庫群です。
しかし最近の駅前は寂れ店にはシャッターが下り建物もまばらになった。
繁栄から衰退をそのまま体現したような江別駅前なのです。
でも、過去に繁栄していたという事実は厳然としてあった。
街中を歩くと今でも趣のある建物がそこにありました。
カフェ、ギャラリー、倉庫、民家、商店、本屋、旅館、銭湯…。
それらが集まっているところは江別駅正面から右手の堤防までの一帯。
やはりちょうど港があったところから駅までのエリアです。
こんな歴史を放置するのはもったいない。
古い建物を見ながら堤防に登り港のあった頃を想像する。
郷土資料館も駅から歩いていけます。
疲れたらカフェで休み帰りには銭湯でひと風呂。
しかもその銭湯が温泉ときては、こりゃたまらん。
こういう街歩きも悪くない。
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