国鉄(JR)にはかつて“周遊券”という企画切符がありました。
JRになってから設定された“周遊きっぷ”とは違う企画券です。
周遊券には一般周遊券やワイド周遊券などの種類がありましたが、
この券は一般周遊券とともに発券された「周遊船車券」です。
一般周遊券には条件がありました(時代により変遷あり)。
・国鉄(JR)が指定した周遊指定地を2か所訪れること
・出発駅と到着駅は同一市町村・東京23区内であること
・国鉄線、連絡船、高速バスを201㎞以上利用すること
・チケットの購入は一括で
などでした。
この条件を満たせば国鉄線・連絡船は2割引き、国鉄バス・会社線は1割引きになります。
ということで、コース設定には制約があるものの上手に利用すれば安く旅行ができた。
その一般周遊券の一連のきっぷのうち会社線の中の1枚がこれです。
道南バス・登別ー登別温泉のバス乗車券、発行は近ツー仙台中央営業所。
登別温泉が周遊指定地だったのですね。
何故このきっぷが手元にあるのかというと、実際には乗車しなかったから。
一般周遊券の条件を満たすために行きもしない登別温泉までの切符を購入したのです。
お陰でコレクションとして残った。
昔はいろいろなきっぷがあったのですね。
実際に使用しなかったために手元に残ったものです。
昔は切符の発売に対しマニアックな対応をする駅員や旅行代理店の社員がおり、
複雑な経路の切符を発券するのに嬉々として対応していました。
がそれはそれとして、とても面倒くさい計算などを要するので、
お願いする側は利用開始日よりかなり早く相談に行っていました。
そのような中の一枚がこの切符です。
オーダーメードでキップ作るのってぇ楽しい!ってうちのじじぃたちが言ってますぅ…。
・・・でも旅行会社はめんどくさがってイやな顔するって言ってますぅ…みならいかのん
じじぃの一人です。一般・ワイドがなくなってから一時期「周遊きっぷ(だっけ?)」なるものがあって、網走駅で作ってもらったことがありました。
「ゾーン券」もたくさんあって、うまく使えば…って思ったけど、
やっぱし使い勝手があまり良くなかったです。
・・・そいえば「一般周遊券」の「準指定地」とか遠回りすっときに使ったかも…はじめっち
計画に組み込んだキップ使わなくても、全体で普通に買うよか安く済めば、
それでいいっすし…、でも旅行会社にはイヤがられたなっす(めんどくせぇのわかるっす)。
登別温泉なら往復で400円くらい?、川湯だと(通常バス使わないと指定地扱いされないのに)通過しただけで2か所の1つに数えられるとか…。
・・・要はうちらんケチだったのっすゆたか
あたいはむずかしいことはよくわかんないけんども、むかしはワイド周遊券の「とっかえっこ」とか、よくYHとかで行われてた?のだ(よい子はマネしちゃだめなのだ)。
あと、「ちょっくらマチまで買い物に…」ということで、連泊者がワイド周遊券を(100円くらいで)貸与したり…、もうとっくに時効だけど、そんなことしちゃってたから、神様が周遊券なくしたかもしれないのだ。
・・・通称「ワイロ周遊券」なのだつるみん因みにあたいはやったことはないのだ