昨日放送されたテレ朝系(北海道ではHTB)の「ポツンと一軒家」で、
様似町の駒谷牧場が紹介されました。
100ヘクタールの牧場で牛、豚、羊を飼育し肉を直販している駒谷牧場、
その飼育の仕方は今ではかなり珍しい完全放牧。
輸入した配合飼料を一切使わず、完全に放し飼いだ。
詳しくは見逃し配信などをご覧ください。
今、農業は苦しい経営を強いられています。
原因は円安やウクライナ情勢などで配合飼料や肥料が値上がりしているから。
電気代やトラクターの燃料代なども上がり続けています。
ところが駒谷牧場のように完全放牧をしているとそれらの値上がりとは無縁だ。
高価なエサ代も肥料も全くお金がかかっていないのですから、こういうときに強い。
また動物たちも野生に近い環境で健康に育っています。
ただし、規模は大きくできないので収量は少ない。
経費がかからないのでこれで成り立つというわけですね。
なにしろ100ヘクタールの牧場を切り盛りするのは母と息子の二人だけ。
これで経営ができるのは北海道ならではではなかろうか。
昔はこれが当たり前だったのですが。
こういう経営をする農家さん、増えないかなぁ。