「もうやめにしよう」 … 恵方巻の拡販を止めたスーパー

いつの間にか全国で定着した恵方巻。

節分当日までは店頭でも報道でも食べろ食べろと盛り上がり、
終わった途端に余った恵方巻の大量廃棄の批判で盛り上がる。

売る方も買う方も、それにそれを報道する方も節操がないな。
私はそう思い、今年は我が家では恵方巻を買いませんでした。

売る方もそんなことを考えていた方がいらっしゃったらしい。
ヤマダストアー（本社・兵庫県太子町）はチラシで恵方巻の拡販をしないと宣言しました。

拡販とは前年対増の売り上げを目指すということ、それは企業の姿勢としては正しい。

しかしヤマダストアーはチラシで今年は前年と同じ量しか用意しないと宣言しました。
そのチラシには“売り切れご免”、との旨の注釈までついています。

企業に使命である前年対比増を放棄したチラシを配った。
ご興味のある方はネットで検索してください。

売る方は売れればいい、買う方はその後のことはどうでもいい。
その結果として売れ残りは大量廃棄され、その量は年々増加する。

恵方巻に限らずイベント事にそんなことが繰り返されています。
そんなことはもう通じる時代ではない、こんな事は止めましょうよ。

小売店は売れればＯＫ、売れなくてもロス率が想定内ならＯＫ。
そんな時代ではない、それに疑問を呈し主義主張をする小売店が支持される時代になった。

真に顧客のためを思いどう継続しうるのか。
全国チェーンではありえない思想の地域スーパーは各地で生き残っています。