木古内市街地から江差方面、廃止になった江差線では木古内の次の駅、
廃校になった鶴岡小学校の校舎を利用し2015年にオープンしました。
館内に入ってまず目につくのは咸臨丸のものと推定されるいかり。
幕府軍の軍艦・咸臨丸は木古内沖で沈没しましたが、その辺りで網にかかったのだとか。
道南は函館戦争に絡んだ様々な遺跡やゆかりの地があります。
展示は各教室に考古や産業などのテーマに沿ってなされています。
この地に入植したのは庄内藩・鶴岡出身の方、庄内地方の風俗が偲ばれる籠もありました。
※農作業の合間に赤ちゃんをいれていた“いずめこ”という籠
さて、メインは“鉄”関係の展示。
廃止になった江差線の資料を中心に青函連絡船やその他の資料が豊富に並べられています。
かなり“鉄分”の濃い展示物だ。
最後に入場券、それも見学者自身がパンチをいれたものを記念にいただくことができます。
昔の市街地図もありました。
当然、隅から隅までチェックいたしました。
さてここの裏には廃止になった渡島鶴岡駅跡があり週末にはトロッコ鉄道も営業しています。
そのせいか春の大型連休には1日に90人も来館した日があったとか。
見学者がほぼいないという資料館も多い中、なかなかの人気です。
どうせ開館するなら多くの方に見てもらった方がいい。
人気のない他館との違いはどこにあるのか、考えた方がいい施設も多いですね。
*木古内町郷土資料館「いかりん館」
住 所:上磯郡木古内町鶴岡74-1
開館時間:9:00~16:00
入 館 料:無料
休 館 日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始