新函館北斗駅は北海道新幹線開通前は渡島大野駅という在来線の駅でした。
その旧駅にあった油庫を移転し保存しています。
場所は新函館北斗駅南口に向かって左側。
“油庫”とは昭和までに駅務や保線の必要上ランプ、燃料等を保管していた倉庫のこと。
危険物を保管することから、堅牢で防火に優れていなくてはなりません。
なので“油庫”はレンガ造りとなり、その必要がなくなった今でも現存している駅があります。
その中の一つが渡島大野駅の油庫でしたが、それを保存しているのは何より。
油庫はその昔、主な駅に備えられていましたが今は用途廃止、
現存するものは少なくなりました。
それを移設してまで保存しているのはあまりないのではないか。
鉄道の施設としては地味なものですが、
それを保存しようという心意気がいいな。