奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

JR北海道、5駅廃止を森、長万部両町に伝える

2016-06-06 05:23:49 | 鉄道
JR北海道は森、長万部両町にある函館本線5駅を廃止する意向を伝えました。

対象になるのは桂川駅、姫川駅、東山駅、北豊津駅、蕨岱駅で、
1日の平均乗車人数は桂川、姫川、東山は1人以下、北豊津、蕨岱は10人以下です。

これはJRが発表したものではなく、地元自治体から洩れてきた情報らしい。
ということは両町以外にも廃止の意向を伝達している自治体があるということ。

北豊津、蕨岱両駅は“10名以下”とのことですが、果たして実数はいかほどか。

それはともかくJR北海道全体では乗車人数が“1名以下”の駅が、
運休中の日高本線を除いても49駅あります。

札幌近郊では美々駅、学園都市線は鶴沼駅など5駅、
留萌本線は深川ー留萌間の12駅のうち5駅など。

宗谷本線名寄以北は10名以上の駅は33駅中7駅しかありません。
これらの相当の駅が表面化していませんが廃止の打診を受けていると思われます。

これから来年3月のダイヤ改正に向けいろいろ動きがあるぞ。

少なくとも乗車人数1名以下の駅は全廃を覚悟しなければいけないでしょう。
それを「公共交通機関の責任」などで残せと言っても通じない話です。

駅としての使命を終えたこれらの駅を残したいのであれば、
豊浦町・小幌駅のように地元でお金を出して維持するしかなかろう。

JR北海道の危機的経営状況の前に、
「線路は残せ、金は出さん、口は出す」では無責任すぎる。

沿線は、腹を括って真剣に交通をどうするか考えなければいけませんね。
コメント
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