昨日に引き続き1970年1月の時刻表から。
今日は表紙の画像もアップしました。
当時の函館本線・札幌―旭川間はいろいろな特急や急行が走り賑わっていました。
各方面から列車が出入りし見ているだけでも楽しい。
で、バスを見てみるとこれもまた凄いことに。
札幌―旭川・芦別間は中央バスが運行していましたが、
データイムは旭川行、芦別行共にそれぞれ1時間に2本走っていました。
札幌ー滝川間は15分ヘッドで行き来していたことになります。
所要時間は札幌―旭川間は4時間弱、運賃は420円。
国鉄は急行列車で所要時間約2時間、運賃と急行料金を合わせて750円。
実際にバスで札幌―旭川間を乗り通す方がどれだけいたかわかりませんが、
安いバスを選ぶ方がそれなりにいただろうということは想像できます。
道央自動車道・札幌IC-岩見沢IC間が開通したのは1983年のこと、
高速道もない時代に札幌ー滝川間を15分ヘッドで走る。
それがどんな状況なのか今では想像もできませんが、
国鉄もバスも交通の主役だったということがわかります。
この時刻表は北海道の鉄道もバスも元気だった時代の証人です。