増毛町では街中で鮭の遡上を見ることができます。
場所は暑寒別川河口付近、国道231号線沿いに駐車場があります。
私は「千歳サケのふるさと館」で鮭の遡上を見たことがあります。
しかしそれは博物館の中の「水中観察室」というところから。
川をダイナミックに飛び跳ねながら遡上するという代物ではありません。
一度、命を懸けて川面を遡上する鮭を見てみたいものだ。
(「サケのふるさと館」で見た鮭が命を懸けていないという意味ではない)
それが今、目の前の暑寒別川で繰り広げられている。
時期的に少し遅かったとうで“川を群がって”という風情ではありませんでしたが、
それでも川岸からすぐそばの、手を伸ばせば届くようなところを泳いでいます。
仲には川面から飛び跳ねて遡っていく元気者もいる。
弱った鮭を狙っているのか、カラスやカモメもじっとその様子を見ています。
自然の摂理そのままの命を懸けた営みがそのまま見える。
ここを乗り越えて無事産卵した鮭もそのまま命が尽きてしまう。
鮭は産卵して子孫を残すというためだけにやって来るのだな。
実際に見ると感激します。
ずっと見ていたくなる。
頑張って遡上して欲しい。
捕獲して食べたくもなる。
命の連鎖で私たちは生きているのですね。
※画像ではわかりませんが、確かに鮭はいた
次は、気になる建物たち