では、出発…は…しない。
みんな集合場所の増毛駅に釘付けになって動かない。
もちろん、私も。
留萌本線の終点、増毛駅。
開業は1921年(大正10年)、かつては広い構内に人や貨物がひしめいて賑わっていましたが、
今は無人駅になり単線で行き止まりのレールが寂しく延びているだけ。
ここに来る列車も旅客列車が1日6往復(休日は5往復)だけしかありません。
OYOYOのメンバーのコメントは以下の通り。
「この駅は現役なの?」
「列車は来るの?」
「本当に駅なの?」
失礼にも程がある。
増毛駅は立派な、JR北海道の駅なのだ(今のJR北海道は立派ではない)。
それを証明するかのように、12:45には深川からの列車が到着!
ほら、ちゃんと列車が来るでしょう。
その列車を見てOYOYOのメンバーは狂喜乱舞。
「本当に来た!」
どこまでも失礼な一行なのでありました。
ところで構内を探索すると車止め近くのレールが1907年製であることが判明。
どこからか使い回されてきたレールなのでしょう、開業より古いレールが使われている。。
またそのレールの長さは10m(現在の規格は25m)。
時代から考えて1mあたりの重さが30kgか37kgのアメリカ製と思われる。
車止めのレールに時代とその背景を感じます。
駅を堪能したところで、本当に出発!
続く