石狩市の本町地区、番屋の湯の斜め向かいにあります。
中心になる展示は、自然。
石狩川の河口に近いという場所柄なのでしょう、
石狩川、砂丘、地形、生物、化石などの資料が豊富に並んでいます。
石狩市の成り立ちはこの石狩川と石狩平野、そして海を抜きにしては語れないのです。
そして古代以来の生活もこの自然をなくして語れません。
古くは2階に展示されている「石狩紅葉山49号遺跡」。
5000年前から300年前にかけて人々が暮らしていたこの遺跡、
場所は今の花川にあり、そこで鮭を獲っていた仕掛けなどが展示されています。
川も海岸も今とは様子が違ったでしょう、そんな当時から石狩市は鮭だった。
開拓時代から今。
昔からたくさん獲れたというチョウザメの剥製やヤツメウナギなど、
たまに浜に打ち上げられるという鯨の骨、外国からの漂流物。
いろいろな展示物から石狩市の歴史と現在の姿が見えてきます。
チョウザメは現在はほとんど獲れずたまに網にかかるだけ。
ヤツメウナギも今や幻の生き物になりつつあります。
でも今も昔も変わらないのは鮭。
日本で一番最初の缶詰工場はここにありました。
そこでつくられた鮭の缶詰は外国にも輸出されていたといいます。
資料館ではその缶詰工場の説明がなされている他、
館内では缶詰を作る体験もできます(有料)。
人文関係の資料で是非見て頂きたいのは、石狩油田と渡船。
これは細かいことは申しません。
是非現地でご確認ください。
後編に続く