廃校になった東小学校を改修し1978年に開館しました。
それまでは堺町にあったものを移転しています。
館内は元の教室ごとにいくつかのテーマに分かれて展示されています。
そして廊下にも様々な展示が。
学校の雰囲気をよく残していて楽しい。
展示は自然、考古、漁業、農業、開拓など。
およそ見るべきものは網羅されています。
浦河町は日高山脈のふもと、かつては林業も盛んだったことが窺われます。
農林漁業それぞれが中心産業として成り立っていた。
こういうところも珍しい。
開拓の基礎はキリスト教開拓団体の赤心社によってなされました。
当時の事務所は「赤心社記念館」として同町内荻伏に保存されています。
そちらの見学は事前の連絡が必要なようです。
さて、見学した感想は。
浦河町は日高地方の行政の中心です。
そして漁業の町でもあり馬産地でもある。
この博物館を見る限り、どうも“これだ”というものが感じられない。
これは前述のように農林漁業それぞれが発達してきたことと関係があるのでしょう。
あれもこれもある恵まれた地域である、そんなことが想像できます。
それはそれで、羨ましいことではあります。
*浦河町立郷土博物館
住 所:浦河郡浦河町字西幌別273-1
開館時間:9:00~16:30
入 館 料:無料
休 館 日:月曜日、祝日、12月30日~1月5日