世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

富の偏在が格差拡大を増幅 <世界の貧富の現状>!

2012年02月08日 | Weblog
何時の世でも持てる者と持たざる者との格差は在った。独裁政権の下では尚更、顕著だった。貧富の差が本来、平等であるべき人権をも蝕み上下・格差に拍車をかけた。持てる者の贅沢三昧の飽食が肥満を生み社会問題を齎(もたら)した。眼を途上国に転じると大人はもとより飢餓に喘ぐ子供達の実態が浮き彫りになる。年間の餓死児童数は枚挙に遑(いとま)が無い。先進国と途上国、北と南の言い古された格差の文言の内実は現在でも縮むどころか益々、拡大の一途を辿り、顕現している。米国が主導するグローバル・スタンダードの光と影、その影の投影は至る所に波及し問題を醸(かも)している。例の市場原理の競争と規制緩和が世界を席捲し影の部分を増幅した。世界の富を俯瞰すると歴史的経過の集積の上に市場原理の帰結が加味され更なる富の蓄積を齎した。例の1%の超富豪が世界の富の40%を占める。因みに貧富の割合を観ると世界経済研究所(国連大学)の個人資産調査の結果は次の通りである。・・

●<世界人口の1%が個人総資産の40%を所有>。

●<貧困層[世界人口の半分の総資産は1%>・・・にしか過ぎない。筆舌に尽くし難い程の「格差」である。別の指標で観ると・・・

□「世界の個人資産は<125兆ドル>

□<2万6,000ドル>(1人当たり)

◎日本は▲<18万1,000ドル>(1人当たり)

◎米国は▲<14万4,000ドル>(1人当たり)

◎インド▲<1,000ドル>(1人当たり)

飽食地帯と貧困地帯の格差も拡大しその解決が迫られている。世界の飢餓人口は―<8億人余>―で生存の保障さえない。かかる世界の現状に鑑み私達、日本国民はどう対応すべきか一人一人の課題であり宿題である。政治の役目・役割も国民の付託を受けているからには然るべき政策で具現するのは当然である。飽食と肥満に悩む贅沢病に罹りメタボリック症候群を併発している現状に私達はどういう対処すべきか、どういう処置を執るべきか、真摯に考えるべき時期に来ているのではなかろうか・・・。翻って遠因を見通すと、こういう世界の現状では国際紛争が宗教上の問題とも絡んで益々、複雑化し富の分配をも巡って収拾が尽かない袋小路に陥っている。自国の経済優先の政策ではエスカレートの循環・連続・連鎖に陥るだけである。喫緊の国内問題の懸案・案件の解決と並行して世界の現状に想いを馳せ複眼的思考で問題の所在を俯瞰し大所高所からの独自の解決を見出して世界に貢献すべきである。かかる日本の使命・スタンスを野田内閣は内外に披瀝し貢献すべき時期ではなかろうか。複眼的眼力で世界を観る「ゆとり」を持って対処していきたいものである。・・・