マスコミ・報道各社の世論調査は、何となく鳩山連立政権の急落を煽りた
てている様な印象しかない。これでもか、これでもか、と報道している様で違和
感を覚える。支持率下落を報じ不支持率が支持率を上回っている、と報道する
のに躍起となっている、そういう印象を禁じ得ない。報道各社は、嘗ての自公
民・与党の援護(保守政党)を社是としている大新聞、連動する各社と、他方、
野党を擁護するスタンスの各社とに二分される。そういう眼で報道各社を観る
と報道の傾向が分かる、頷ける。世論調査にもこの事が顕著に顕れている。文
末の解説に観る事ができる。設問の仕方によっては、大きく結果が変わる。だ
から世論調査の結果で一喜一憂すべきではない。女心と秋の空 ならぬ、「世
論調査と変わり易い、秋の空」、と心得るべきである。鳩山政権の支持率45%
を殊更、強調するのは、勝手だが、指導力云々と小沢幹事長の傀儡と観る事
が結果として反映されている事は否めないが、全てではない。それは、ある種
のバイアスが掛った偏見である。鳩山首相には鳩山首相としての政治信念と
政治理念(友愛精神)で政治をしているのであって、決して小沢幹事長の傀儡
ではない。そこを峻別すべきである。発足間もない40有余日では、結果が顕
著になるとは言い難い。正に、これからである。第二次補正予算と本予算を早
急に成立させて国民生活を通常に戻すべきである。単なる論争に時間を費や
すべきではない。昨日のブログでも開陳したが、早期に、予算を成立させるべ
きである。世論調査は、あくまでも国民が現政権をどう観ているかの、傾向を
知る事にしかならない。その結果で一喜一憂すべきではない。