世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

安倍内閣の制度新設の是非と整合性は如何に?

2006年10月23日 | Weblog

安倍内閣の諸制度の新設の意図は分かる。スピード化の世界の趨勢に伍していく実効ある効率的な組織の新設で対処していくスタンスである。先進諸国の一員として世界に貢献する日本の在り様を内外に示し実力ある日本の存在意義を氏の「美しい国へ」の建設に志向して具現化する。その為の組織の新設である。旧来・従来の組織ではスピード化についていけず官僚組織の旧弊を露呈するに止まる。人事を刷新し新しい布陣で安倍政権の骨格を形成し安倍カラーの滲み出た政策を具現化する。手始めに外交では先の日中、日韓との電撃的な意表を衝く修復に成功した。初戦・緒戦を制した。内政では神奈川、大阪の補選に勝利した。安倍氏の人気と公明党の捨て身の総当り的戦法が功を奏した。・・・問題はこれからであり来夏の参院戦が天下分け目の天王山になる。実質・実力は今後の政策具現で決まる。小泉改革の踏襲と仕上げ、山積する懸案の課題に如何なる戦略・戦術でもって成果を挙げるかが安倍内閣の明暗を分ける。その一側面としての入れ物である組織・制度は整えた。それ(組織)を『何を』(理念・政策目標・目指すべき指標、この国の容・骨格・・・)具現化する為に新設したか、不透明である。従って『何を』を明確に示してリーダーシップを発揮してほしい。それが観えないから不安であり、下手をすると不信につながる。。・・・

○首相補佐官、

○内閣官房正副長官、

○省庁(閣僚)及び関連ポスト、関連諸審議会、

○首相直属の各種審議会議、各省庁の審議会(経済財政諮問会議、財政制度等審議会、その他、多々)、

○政府税調・・・と、党関連の・・・、

●党正副幹事長、政調会長、三役、党税調、その他、党の諸会議。

それ等、諸々の組織を縦横、密接に関連づけて有効に機能させ『何を』具現化し成果として実現するかが問われている。・・・

巷の風評では―最も与党内部からも―新設の制度・部署が脈略なく乱立し整合性が得られない、との懸念の声が挙っている。小生も賛同する一人である。「政治は結果が全て」だから新設の組織をフルに活用して成果を残さないと後世の辛らつな批判は免れない。下手をすると短命内閣で終わるかもしれない。新生フレッシュな戦後生まれの安倍晋三氏が歴代総理として歴史に如何なる足跡を残して刻まれるか全日本国民は注視している。その事を念頭において頑張ってほしい。・・・