世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

北朝鮮の核実験への対処は 国連と中国が鍵!!

2006年10月10日 | Weblog

世界に衝撃を与えた北朝鮮の地下核実験。各国はその対応・対処に苦慮している。世界の大勢を無視した暴挙は断じて許してはいけない。短期的には非難を覚悟の上に、長期的には北の思惑通りに引きずり込む策略?とか・・・。強かな計算尽くめだとの声もある。世界の耳目を一身に集めロシアと中国を後ろ盾に瀬戸際の賭けに出た?!との見方である。金融封鎖、凍結がボディーブローの様にジワリジワリと効いてきた?!証左である。悲鳴にも似た足掻き様である。国連安保理の 議長声明 に留まり 法的拘束力 がない事を熟知しての暴挙としか思えない。今回は国連安保理では国連憲章第七章の「決議」を採択して北朝鮮に臨むのではないのかとの大方の見方ではあるが不可能である。ロシアと中国が拒否権を発動する事が予測されるからだ。万が一「決議」が採択されたら、北朝鮮は率直に受け入れて6カ国協議は勿論、全ての関連協議に参加する事が孤立から立ち直る契機になる。一連の核開発・製造・実験を全て放棄し平和を志向すれば支援・救援は世界の数多ある国々から得られるであろう。世界の良心が援助の手を差し伸べるであろう。互恵の精神で対等のお付き合いをする筈だ。・・・ロシアや中国が表向きは大国のメンツに懸けて制裁をちらつかせるが断行は出来ない。特に中国は北の豊富は地下資源(石炭、石炭ガス、鉄鉱石等)に多大の投資をしているからだ。その利権に関わっている限り大胆な行動は執れない。北朝鮮への投資の見返りを中国北部の貧農地帯の支援・救援に当てる政策だからだ。ロシアも類似のスタンスである。他面、万が一、北の現体制が崩壊した場合は膨大な難民が韓国、中国に怒涛のように流入する。両国に甚大な被害を齎し大混乱は免れない。朝鮮半島の非核化は生き残りの必須条件だからでもある。躊躇する理由はナヘンにもある。従って国連安保理もその事に苦慮している。米国の思惑通りに中国とロシアを巻き込み国連安保理の「決議」に持ち込めるかが今回の安保理の正念場である。議長国である中国は自国の利権と世界の大勢の板ばさみに合いながら、どう北朝鮮の暴挙に大義名分の名目の元に解決していくのか、そのスタンスが問われている。国連も自己の存在意義を賭けて、どういう処方箋で臨んでいくか正念場に立たされている。今後の成り行きを観て行きたい。・・・