世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

代表質問 原稿の棒読み は避けて欲しい!

2006年10月04日 | Weblog

代表質問の期間中で痛感した事は衆参両院での 原稿の棒読み が目立った事である。議場も水を打った様な静寂さになる事しきりである。テレビで拝見・拝聴するかぎりスラスラと 原稿の朗読 に終始した感は拭えない。与党内の持ちつ持たれつの関係にあるとはいえ国民が注視している国会である。自前の、自分の感情のこもったメリハリのついた質問であったほしい。答弁もしかり、である。諸公は民意を代表した選良である。自分の感性・感情の発露の質問であってほしい。思慮した事は、旧来(従来)の質疑応答にみる事前の提示、調整の慣行を破ぶっての「代表質問・答弁」の方法・仕方を新たに編み出せないものかと思ったことである。従来から標題の様な退屈な国会論戦の場面にしばしば遭遇したからである。――責任ある答弁を保障するなら事前に質問項目を与党に提示し丁寧に答弁してもらう。与党も政策の根拠となる資料等を揃えて万全を期し責任ある答弁をする。それが政権与党の責任である。――その旧来の慣行はそういう意味でよく理解できる。それにしても国民の選良であり代表である。党の考えを踏まえ自前の感情のこもった考えで論戦に臨んでほしい。ここ数日の国会論戦の感想であるが質問も答弁も予想された域を出ていない(「あいまい答弁」<政治家の言動・言辞は政治・外交上、国家の機密保持、命運に重大な支障をきたすのでそういう "あいまいさ" は許される、という慣行があるらしい)。でも、もっと突っ込んだ質問であり明確な答弁であってほしい(靖国参拝<「いくともいかないとも宣明しない」>、歴史認識に対する明確な総理の主張は不問にする、村山談話の踏襲はするが自己の見解は明示しない等々・・・)。政府見解は披瀝するが、安部首相の個人見解は、あいまいにする。・・・具体的な個々の質問・答弁について論評する事は出来ないが押し並べて平板で上っ面を素通りしている感は否めない。国民が分かる事は、国会論戦を通して与野党がどういう考えの基に独自の政策を提示し、この国をどの方向に導こうとしているのかが分かる事。だから国民も無関心ではいられない。火花を散らす舌鋒で迫力ある論戦を展開してもらいたい。そこから膚に伝わるものが感じられる。意気込みが分かる。やる気を感じる。どの党の政策が自分の日常に引き付けて一番よいのか判断する契機になる。議員諸公に望むことは国民の誰にも分かりやすい言葉で政策を明示・表現し論戦を展開してもらいたい事である。山積する内外の懸案事項にどう対処していくかが見えるカタチで論議してもらいたい。・・・そして安部新政権の行方に 幸多かりし と切望し今後を見据えたい。野党も頑張ってほしい。・・・