世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

子供の観た史跡名所「安谷川」 

2006年01月14日 | Weblog

那覇市首里の旧博物館に向かって右側の小路を200メートル程、下って行くと民家が在ります。そこを左に曲がると「安谷川」(あだにがー)あります。そこは岩の下から湧き出る清水を堰き止め長方形に石を積み上げて造った井戸です。石積みが細かく丈夫に出来ていて規模が大きく、たくさんの人達が使える様に前の方を広くとってあります。川とは井戸の事で「安谷川」は共同井戸(むらがー)として造られました。昭和53年11月6日に市の史跡に指定されています。  (6年 Y子)

 雨水に頼っていた頃の沖縄では、湧き水は生活用水であり付近の住民は、この共同井戸(むらがー)に集って水を汲んだり、洗濯をしていたのでしょう。  (母 Y子)

<学習の手引き>・・・「村川、共同井戸、カーラ、湧水、湧泉、龍樋・・・」など泉に関係する用語等を調べてみましょう。

付則:石で出来た階段を下ると、そこは約3~5坪ほどのスペースがあり、その前に「安谷川嶽」がある。柵には「説明板」が付いている。沖縄の文化や宗教は独特なもので祖先崇拝に依拠している。祖先を敬う心、大事にする心、死者を尊ぶ心が窺われる。かつて岡本太郎氏は何もない空間が畏敬の念を醸しだす、眩暈がする、と表現し縄文の心が息づいている沖縄の御嶽(うたき)を賛嘆した。此処は正にその空間を感触する。一度は訪れてみたい処である。