ここは末吉公園の上の方にあります。この墓は琉球独特の亀甲形(かめこうがた)づくりの初めの頃のものです。高さに比べると横に広く、きゃしゃづくりの唐墓にふくまれます。1,738年に初めて小禄王子朝奇(おろくおうじちょうき)の遺骸を墓の中に納めました。墓の広さは四千余坪もあります。琉球王朝時代の貴族の墓の特徴をよく表しているお墓です。昭和51年9月25日に市の史跡に指定されています。 (6年 H子)
那覇近郊では緑の多いこの末吉あたりは市民の憩いの場所として親しまれています。公園も完成し静かな処です。ここは「末吉宮」やこのお墓もあって散歩しながら史跡めぐりもできていいところです。 (父 H氏)
<学習の手引き>・・・琉球のお墓の種類を調べてみましょう。古いものから新しいものに近づくにしたがって建築の移り変わりが分かってきます。