世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

老母の初期痴呆と介護に想う

2004年11月27日 | Weblog
男勝りのあの姿態は何処へやら。・・・見る影もなく弱々しい微弱な声に活性時の面影はなく痛々しい。大声で怒鳴り全身烈火の如き形相で叱り飛ばした母の健康そのものの時期も今は唯、病床の蚊の如き小さな存在として在るのみ。人の一生は数多色々さまざまで健康活躍時も病の床にある時も肉親の情には変わらねど無常の響きを感ずる。仕事の間隙をぬって2日おきに介護ホームへと足を運んでいるが日に拠りけりで元気度の浮沈や温度差が激しい。晴天の如き爽やかな形状が見られたかと思えば急転直下、雨天曇天の日々が連続する時期もある。病は気からとも言えるが必ずしもそうではない時もある様な気もする。母の痛々しい一挙手一投足に一喜一憂する。大の大人がと傍目からは思うだろうが肉親の情は、いかんともしがたい理屈どおりにはいかない。“Love is the triumph of imagination over intelligence ”は恋のラブのみではない。肉親の情にも言えるのではないのかとの心境でもあり寂しい日々は遠ざけたい心境でもある。歩みは遅くてもいい年月は経ってもいい早く健康で元気な日が訪れる事を祈らずにはいられない昨今である。

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