秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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仙台二華高が大躍進

2016-06-20 04:21:03 | 日記
 宮城二女高を母体とし、2010年に男女共学化され、中高一貫校となった仙台二華高(宮城県立)。

 仙台二華高では今春、中高一貫校の第1期生が卒業した。大学受験では驚異的な実績を叩き出した。東大8名、京大4名など顕著な実績を残し、東大合格者数では仙台一高、二高を上回った。中高一貫校の良い点が顕著に出ているケースである。

 東北では人口の仙台圏への集中が進んでいる。そのこともあり、仙台圏では優秀な人材が集まってきているようだ。首都圏から転勤してくる人も含め、教育熱は上がっているといっていいだろう。

 仙台二華高が躍進し、優秀な人材が県外の有力大学に流れて、将来的に仙台圏を含む宮城県へ戻ってくるかどうか。多くの人は戻らないとみられ、優秀な人材の宮城県での定住が必要だ。

 地方都市に共通することだが、最上位層はいったん県外へ出てしまうとなかなか地元へは戻って来ない。適当な働く場がないことが大きく影響している。大企業や大学の研究所等を誘致し、優秀な人材が地元へ定着する環境の形成が必要だ。

 仕方なく地元にいる人がいるだけでは地域の発展は望めない。いったん県外へ出た幅広い経験を積んだ人が流入しないと地元や組織は活性化しない。

 国は「地方創生」を掲げ、地域おこし協力隊を雇用する名目で補助金を地方自治体へ交付しているが、いつまで続くかは定かではない。補助金が永続的に続く保障はないのである。

 仙台二華高の躍進は東北の他の高校、特に中高一貫校には大きな刺激となり、真剣に取り組めば、結果が出ることを示している。

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