秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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北海道新幹線に青森県は800億円を負担

2016-03-26 04:58:17 | 日記
 3月26日に北海道新幹線の新青森-新函館北斗(北斗市)が開業する。新青森-新函館北斗は1時間、新函館北斗-東京は最短4時間2分で結ばれ、東京と新函館北斗が新幹線で直結する。

 青森県は北海道新幹線の建設に総額約800億円を負担しているという。国土の根幹を成す新幹線の路線であり、青森県を通ることから一定の負担はやむを得ないが、かなり大きな負担といっていいだろう。

 大きい負担にもかかわらず、青函トンネル及びその前後の82キロは最高速度が140キロに制限される。青函トンネルとその前後は新幹線と在来線が同じ路線を走るため、高速走行時の風圧の影響などで速度制限がなされる。これは新幹線開業時に1年くらい前に公表された。JR北海道の頭脳的な戦略といっていいだろう。もっと事前に公表していれば、自治体などから問題提起が起こり、新幹線建設に支障を来たすこととなるからである。

 鉄道の基本である安全運転を順守するには青函トンネル前後での140キロ規制はやむを得ない。事故が起きてからでは遅いのである。 

 新幹線開業の2、3年は利用者数が増加するであろうが、その後はどうなるかは不透明である。航空機から新幹線へのシフトがどの程度進むのかも定かではない。JR北海道は航空:新幹線=70:30のシェアにしたいという構想を描いてはいるという。

 新幹線の利用促進を進めつつ、観光客の増加、交流人口の拡大を進めれば、経済が活発となる。これが持続すれば、津軽海峡交流圏の構想実現が現実味を帯びていくこととなる。

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