秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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山手線など10円値上げへ

2022-04-06 04:32:29 | 日記
 JR東日本は山手線など東京近郊の電車運賃を来年3月を目途に10円値上げすることとなった。対象となるのは山手線、京浜東北線、中央線など東京近郊を走る路線である。

 値上げをする理由は駅のバリアフリー化を進めることで、ホームドアやエレベーター、エスカレーターなどを設置する費用にあてるという。鉄道駅は障害者や高齢者などへの対応が求められ、徐々にではあるが、バリアフリー化が進められている。

 JR東日本は自社の経営努力だけでは賄うことはできず、やむを得ず、運賃への転嫁をすることとなった。また新型コロナウイルス感染症の影響により、JR各社や大手私鉄でさえ、赤字決算を出す事業者が続出している。このようなことから、運賃への転嫁はやむを得ない。

 東京近郊の電車運賃はJR、私鉄ともに地方都市と比べ、非常に安価である。また運行本数や路線数が多く、時刻表を確認することは極めてまれである。鉄道網が高度に発達しているので、必ずしもクルマに頼る必要はなく、時間を読める鉄道を利用する人が圧倒的である。

 鉄道利用者は新型コロナの影響により、テレワークの推進や遠距離移動の減少により、急激に減少している。このことを踏まえるとバリアフリー化の他に、経営や収支改善を目的に運賃を上げる鉄道会社が増加する可能性が高い。

 今回のJR東日本における東京近郊の10円の値上げはさほど影響はないものとみられる。むしろ積極的にバリアフリー化を進め、設備を向上させることで、国際都市・東京の利便性を高め、世界から観光客を迎え入れる万全の態勢を目指すべきだ。

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