秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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函館市でホテルラッシュ

2015-09-17 04:53:13 | 日記
 2016年3月には北海道新幹線・新青森-新函館北斗(北斗市)が開通する。奥津軽いまべつ、木古内、新函館北斗の各駅は駅舎が完成し、あとは走行試験を終えた後、新幹線が運行されることとなる。

 JR函館駅周辺でホテルの建設構想が相次いで発表された。札幌国際観光が大規模ホテルの建設構想を発表した。17年春に営業予定だという。他には大和ハウス工業がホテルと物販を組み合わせた複合ビルを建設する構想を発表している。

 北海道新幹線開業により、函館市への入込客数が増加することは確実である。そのことを見据え、ホテル事業者はJR函館駅近くにホテル建設をすることに決めたとみられる。新幹線開業はホテル事業にとって、かなり魅力的であることがうかがえる。

 JR函館駅周辺は近年のドーナツ化現象や中心市街地空洞化により、街の地盤沈下が進んでいる。第二都心・五稜郭地区や第三都心・美原地区に人が流れ、かつてのにぎわいがなくなっている状況である。西部地区は観光客の来訪により、一定のにぎわいはあるものの、人口定住にはつながってはいない。

 函館市には函館山の夜景、五稜郭タワーなど数多くの観光資源がある。そのことを考えると函館市の観光入込客数に占める宿泊比率が高いことがうかがえる。通過型ではなく、滞在型観光であることが函館市の大きな強みである。

 東京直結の新幹線開業はインパクトが強い。新函館北斗-東京の運行本数が10本と少ないものの、直通の新幹線が運行される意義は大きい。道南・函館市が従来よりも行き来しやすくなることは確実であり、利便性は確実に増すこととなる。

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