八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

異種な御祈願?

2008年06月25日 20時34分21秒 | 日々是神明奉仕

今日も梅雨独特なジメジメした一日でした。

御祈願も午前中に美容室の開店・商売繁盛の御祈願を宮司さんと二人で奉仕をしてからは筆頭権禰宜さんと手分けをして夏越の大祓の発送準備をしていました。

今日は社頭祈願は午前中の一件だけかなぁ?と寂しく思っていた時・・・・・・・・・・、そうそれは・・・午後二時を少し過ぎた頃でした。

一人の女性が祈願受付けに来られて・・・・・「実は・・・」少し口ごもって・・・・・・・・「実は娘からの電話で、今住んでいるところで夜、寝ていると何か足を引っ張られたり体を掴まれたり頭の上で息遣いがするらしいのです。」とのこと。

「なっ!?・・・なんですと~っ!!!もしかしなくても幽霊ですか~っ!?」(権禰宜心の声)そうとう動揺しましたが、そこは私も神主ですので冷静を装いつつ・・・・・・「それは大変ですねぇ、・・・」と次の言葉がでませんでした。(装えてないし;;;)

すると女性の方は「東京でがんばっている娘を少しでも勇気づけてあげたいのでお祓いをしてください。そして戴いたお守りを娘に送ってあげたいと思います。」と言われましたので・・・私、権禰宜は「それでは開運厄除の御祈願ということで宜しいですか?」と承諾を得て『異種な御祈願?』を奉仕しました。

御祈願を受け終えたその女性は安心したみたいでした。

これで岡田宮のお神様の御力とお護り、それからお母さんの優しさという心の力が東京でがんばっている娘さんを護り勇気づけて幽霊も出てこれなくなるだろう。「だってお神様の御力と親の子を思う心は何者にも勝るはずだ~っ!」

と心の中で思い願う権禰宜の『異種な御祈願』の報告でした。


粋なお供え

2008年06月24日 14時45分24秒 | 日々是神明奉仕

本日も日中は雨が降らず過ごしやすいお天気。

しかし正午より総代会長会議(当神社の総代会長と兼務社の総代会長との情報交換の場)があり、また祇園祭(7/21)や夏越祭(7/29)の準備等あり、一人でどたばたと汗をかいておりました。

そんな慌ただしい中、ふと社殿の方を見ると見慣れぬものが・・・。

近寄ってみると鉢植えの花でした。

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周りには誰もおらず、恐らく御参拝の方が奉納していかれたのだと思います。

お供え物というと浄財(金銭)やお酒、お米や野菜・果物等の食べ物を奉納される方が多いのですが、たまにはこういったお供え物も良いものですね。

きっと神様も喜んでおられるのではないかと思います。

お陰で私も一息ついて心に余裕が出来ました。

この花は何の花かは知りませんがこれから社務所で大事に育てていこうと思います。

御奉納された方、よくお参りでございました。 禰宜


あくなき挑戦は続く

2008年06月23日 14時43分20秒 | 日々是神明奉仕

今日は雨が降ることなく、気温もさほど高くなく過ごしやすい日中でした。

午後4時頃から久々に太陽も姿を見せました。

その日差しを浴びて菊達も嬉しそうに見えます。

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先日最上部の摘芯をいたしましたが本日また少し芯が伸びてきたので再度摘芯いたしました。

脇芽も少しづつ顔を見せています。

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これで順調に育っているのかさえ分かりませんが、何とか枯れずに生きてくれてますので、これからもとにかく挑戦し続けようと思います。

また成長過程を逐次お伝えしたいと思いますので引き続き温かく見守ってください。 禰宜


祈・一粒万倍

2008年06月22日 13時51分46秒 | 日々是神明奉仕

本日は大安吉日の日曜日。

しかも一粒万倍日(いちりゅうまんばいび・一粒の籾(もみ)から万倍の実りが得られるような誠にめでたい日)でもあり、その所為か早朝から地鎮祭や新入居に伴うお家のお祓い、そしてもちろん社頭での初宮詣等のお祓いがあり、職員全員一時は座る間もない忙しさでした。

そして午後からはホテル(於:北九州クラウンパレスホテル内の神殿)にての婚礼奉仕。

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巫女さん二名と一緒に御奉仕致しました(尚、式中は撮影できませんので画像は式後に撮影致しました)。

本日御祈願していただいた皆様の一つ一つのお願い事やお幸せが万倍の幸福や実りとなって今後得られますように衷心よりお祈り申し上げます。 禰宜


夏至です

2008年06月21日 11時07分45秒 | 四季折々

本日は二十四節季の夏至(げし)です。

夏至は太陽が黄経90度の点を通過する時をいい、この日太陽は赤道から最も北に離れ、北半球では昼が最も長く、夜が最も短くなります。

夏の季節の中日でもあり、暦の上では夏はもう半分過ぎており、残すはもう半分です(8/7立秋の前日まで)。

またこの時期は田植えの繁忙期にあたります。

お米づくりは八十八手というように大変手間の掛かるものです。また大変な重労働でもあります。農家の方もこれからの時期は御苦労も多いことと思いますが、これからもおいしいお米がたくさん食べられますように、大いに頑張っていただいきたいと思います。 

皆様も国中の稲苗が無事生育し秋には豊かな実りが頂けますようにお祈りしていただきたく思います。 禰宜