本日は大安の日曜日、おまけに晴天で気温も暖か。
ということで本日は朝からたくさんの御祈願の方にお越しいただいております。
さて、そんな御祈願の皆様には神様に対する敬礼作法をしていただきますが、その作法にも少し決まりがあります。
今回はその作法の決まりを御参拝の参考程度にお伝えしたいと思います。
皆様に行っていただく作法で代表的なものは玉串拝礼の時の二礼二拍手一礼かと思います。
これは90度の角度に頭を下げた礼を2回した後、2回手を叩き、90度の礼を最後に1回していただく作法です。
90度の礼。最敬礼です。
その他には祓詞(はらいことば)や祝詞(のりと)の奏上をしている間にしていただく礼があります。
これは約60度の礼で、個人差はありますが概ね立っている状態で両手の指先がひざ頭の上部にあたるくらいまで下げていただいた位置の角度です。
60度の礼。祝詞や祓詞の奏上が始まってから済むまで、ずっと同じ姿勢で頭を下げます。
さらには修祓の際に、お祓いをいたしますが、その時には約45度の礼になります。
これは立っている状態で両手の平が太腿前面の半ばくらいに位置した時の角度になります。
45度の角度。修祓(お祓い)が済むまで頭を下げます。
その他、席から移動する時などで軽く会釈程度の礼をしていただくとより丁寧になります。
と、以上こまごまと述べてまいりましたが、何より大切なのはやはり神様を敬う気持ちです。
今後御祈願を受けられます方はその気持ちを忘れずに威儀を正して御祈願に臨んでいただきたいと思います。 禰宜